◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
今年は「選挙の年」とか。少数与党となっている現政権が多数派野党の追及に困惑しているというニュースばかりが目につきます。その論戦の内容を見ていると国内政治問題ばかり。30年間と言われた経済停滞で続いたデフレからようやく最近脱却の傾向が見えたのでしょうか。このところの論調は、その間の円安続きで積み上がった物価高に対する国民生活の収支を改善しようとする政策が各党や評論家さんたちが出てきて、メディアもそのことで盛り上がっているように感じている私です。(円安で輸出企業は増益とか。)
2025年の"春闘"は大幅な賃上げで終わりそうです。そしてそれに伴う年金等社会保障費の自己負担分の増額も抑えられそうな報道も見えます。と言うことは手取りが増えるということのようですね。良かった!ですか?
年金生活者の私としては、年金額の見直しは後から付いてくることなので、再来年度までは物価調整できた現役世帯よりも生活が困窮することになります。80歳と言えば生活費を削るベテランなので、多分対応できると思いますが、それには限度と言うものがあります。
総務省発表では、「65歳以上高齢者、2024年は3625万人・総人口の29.3%で、過去最高の更新続く」だそうです。そのため、選挙戦ではこれまで「シルバー民主主義」と言われてきました。そこで投票率の低い若年層をターゲットに出てきたのが「少子化対策」なのではないでしょうか。高齢者を支えるのは若年層だと。(某政党はこの政策で支持率が↑とか。)
「少子化」が止まらないので「少子化対策」がメイン政策に転じました。代わって出てきたのが「婚活支援」と「子育て支援」です。そんな支援が無い時代の両親と共に生きてきたのが私たち「シルバー層」です。子どもの数も今よりずいぶん多い世帯があった頃です。(若年層のモラトリアムを支えたのは今のシルバー層です。そのシルバー層は親の老後をも支えた層が多いのですが…。)
少子化対策から注目をされるようになった「教育無償化」問題。教育格差が生じるのは「教育にはお金が掛かるから」だけでしょうか。掛けられなかった時代に育った私としては"?"を感じます。現在は選ばなければ高校も大学も"全入時代"です。学歴さえあれば何とかなる時代ではないと思いませんか?
戦後昭和という男女役割分業時代に育った私は、「いつでも仕事に就ける"資格"を取っておくように」と育てられました。リカレント・リスキリングは仕事が来るたびに大学や専門学校・専修学校に通いました。なぜなら、生活環境や産業構造が短期間に変遷していったからです。これからはもっと加速することでしょう。
アメリカ大統領トランプ氏の言う「多様性撲滅政策」を日本は追随しないで欲しいです。「人生百年時代」、今の自分を過去の環境・経歴で左右されたくない、と思いませんか?
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