◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
東京消防庁は救急隊の出動件数が増え続けているので、救急車の適切な利用を呼びかけているそうです。都内では、今インフルエンザなどの感染症が流行していることもあり救急隊の出動件数が増加、出動が増えると現場への到着が遅くなり、救える命が救えなくなるおそれがあるからと。
昨年(令和6年)の都の救急出場件数は917,472件(速報値)で過去最多。3年連続で増加だそうです。原因は高齢化が進んで高齢者の搬送が増えていることや、猛暑による熱中症の搬送が増えたことなどが要因とみられるということです。しかし、オールドメディアの報道の中には「そんなことで救急車を呼ぶの?」という事例も結構あると報じています。
実は私も一度119番に電話をしたことがあります。子どもが2歳頃の話で、お風呂上がりでぐったりしていて…。"育児百科"だけが頼りの新米ママは大慌て。そうです。長風呂が原因でした。こんな時に同居人が居れば、もう少し落ち着いて対処できていたと思うのですが…。当時はスマホやパソコンで調べるとか、の方法が無かったのです。今の育児書には多分救急安心センター(♯7119)*の案内があるのでしょうね。
*♯7119は、急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷う時の相談電話窓口。
転勤家族だったので、数年で全く知らない地域へ転居し、ご近所へご挨拶に行き、商店・医院・自治会等の情報をいただいて、日常生活を一から創り直すという時期を経験しました。今はスマホやパソコンで必要な項目を入力すれば検索できるようになりましたから、ご近所頼りで手の掛かる住民にならなくても済みます。
単身世帯になった今取っている迷った時の対策は、区の広報誌などに出ている相談窓口や問い合わせ対応の電話番号の内、使うかもしれない一覧表を作っています。かかりつけ医院や病院の番号も(緊急時や取り乱したときの失敗を教訓に)。
総務省の「国が提供する主な相談窓口一覧」には、実に多くの相談窓口等が出ています。知っておくと助かるかも、と思う窓口の電話番号のリストを作っておくと便利かもしれませんね。
家族に頼らない生き方というのは、何でも自分自身で実行するというのではなく、互助・共助・公助を使い分けて、よりよい社会の中で生活することではないでしょうか。それは同居家族が居ても大切なことではと思う私です。
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