No.516◆「働き方改革」の始まりの年の年末―どうする? 買い出し・外出

 

◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇ 

 

今年の年末年始休暇は9連休!とテレビからは派手に伝えられています。ほぼ毎朝顔を合わすラジオ体操のお仲間とは「私たちは365連休よねー」と言いながら、その準備の進み具合を披露し合っています。

 

東京はこのところ穏やかな晴れの日が続き、掃除・洗濯日和で順調に家事は進んでいるようです。「寒波が来るそうよ。お買い物済んだ?」「免許返納したから、コツコツと分割買い出しよー」などと話しています。「今年はほとんどのスーパーやデパートが"お正月三が日"はお休みだそうよ」「えっ、そうなの! 買い足しができないのよね」などと、毎年恒例の年末大仕事の最中です。

 

高齢世帯は1人か2人の日々。毎日の食事はスーパー・コンビニの総菜やお弁当に時々助けられて、食材の買い込みもあまりしない食卓事情のご家庭も多いので慌てる方もチラホラ。"里帰り"する家族のいる方は「冷蔵庫も冷凍庫もパンパンよ。補充しようにもお店が開いていないのでは、ねぇ」と。若い方の食欲に対応するのに大わらわのご様子。さて私は、と検索したら一番近いスーパーが元旦だけ休業というので、買い忘れがあっても一安心。

 

ここまで書いてきて、ちょっと気になる何人かの人の顔が浮かんできました。お1人は毎朝早くコンビニに食品を買いに行く方。この方はお元気そうなのですが、片方の手に袋を下げ、ゆっくりとした足取りで。もう一方の手には杖。多分朝のウォーキングタイムなのでしょう。近くのコンビニが頼りの日々のようにお見受けするのですが…。

 

そして、長いお付き合いの彼女は、一食は必ず外で。理由は「引きこもり」にならないため、商店街散策と会話機会の作戦だとか。

 

「毎日スーパーかコンビニに行ってるよ。料理をしたことが無い」と言う彼。単身者向けの集合住宅なので、電熱コンロと狭いシンクがあるだけで、調理する場や電子レンジを置く場も無いとか。転勤・出張・長時間就業時代の生活スタイル!だそうです。

 

思い出しました! 単身けんが出来立ての頃、お正月イベントとして"初日の出合宿"をしていた頃がありました。家族持ちだけが「実家帰り」を歓迎されるような時代だったので、お正月には単身者の居場所が無かったからなのです。今は貴重な連休だからと「里帰り」よりも旅行に出る人が多くなったので、そんな理由は無くなりましたね。住宅街に今ほどコンビニやスーパー、テイクアウト専門店が無い頃で、年末ぎりぎりまで職場にいるような働き方だったことも理由でしたが。

 

スーパーやファミレス等が年末年始は休み、また、コンビニも24時間営業ではない店もあるとか。お馴染みの各店舗で営業時間を確認しておくと安心ですね。