◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
9月に入って1週間程が経ち、高齢の私も朝夕は外出しやすくなりました。それにしても今夏の終わりはお天気に振り回された方が多かったのでは? 夏休みの総決算期という8月後半は、列島各地に次々と線状降水帯が発生するという天気予報に、予定変更を強いられて右往左往という人の姿をテレビ報道でしばしば見ることに。
家族旅行や帰省で国民大移動の時期、新幹線や空路が突然ストップすると、長距離移動中の方達の困惑は如何ばかりか。同情していました。インバウンド観光が盛況と報じられていますから、海外からの訪日客の方達の戸惑いは、尚更に。
7月初旬の夕刻に、私が四国の空港で最終便に乗るために搭乗手続きを終えて待機しているときに、遠い羽田空港が雷雨に見舞われ大欠航事態に。それに伴い、その帰り便も欠航に。「え、えー」とあちこちから戸惑いの声が。午後9時。もうホテル探ししか道はない! 地方空港にはタクシーも多くはなく、呆然とする人々。
場内アナウンスに従って、まずは預けた手荷物の受け取り。続いて料金の払い戻しと次の便(翌日)の予約。今夜の宿探し。そして留守家族や明日の出社予定等の連絡になどと、スマホをフル活用する光景を見ることに。団体ツアー客の私は指示待ちだけで済みましたが…。気象予報に従っての「計画運休」の是非が論争になっていましたが、長距離移動の者にとっては「在り」と思いますが。
線状降水帯、ゲリラ豪雨、集中豪雨。今夏は雨傘を携帯して出かけることにしていました。ありがたいことに、紫外線カット付きの雨天兼用日傘が手ごろな値段で売られていて、随分助かりましたが。
ところで、線状降水帯の発生メカニズムには未解明な点があるとか。テレビ解説では、
①海水温の上昇で大気下層を中心に大量の暖かく湿った空気の流入が持続する、
②その空気が局地的な前線や地形などの影響で持ち上げられて雨雲が発生する、
③大気の状態が不安定な状態の中で雨雲は積乱雲に発達し、複数の積乱雲の塊である積乱雲群ができる、
④上空の風の影響で積乱雲や積乱雲群が線状に並び線状降水帯が形成される、
と言われている、と報じていました。
長年台風の予報で洪水対策を考えて、生活防災対策を取っていたので、急に1日で1月分もの降雨があると、在宅時でも"お手上げ"になりますよね。皆様の対策をお聞きしたいのですが…。
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