No.493◆都知事選! 私はこんな都市の住民だったのかぁ

 

◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇ 

 

選挙には必ず投票場に行くことにしています。そんな家で育ったからでしょう。今回は旅行予定もあり、早めに済ませようかと思ってはいました。が、街で見かける立候補者用の巨大なポスター掲示版を見ると、選挙活動期が終盤に入ったというのに数枚しか張ってない! 立候補者は、確か56人と聞いていたのに? 準備した掲示板では張るコマが足りないのでクリアファイルでつぎ足すなどと大騒ぎしていたのに…。

 

数少ないポスターですが、顔写真が無い、本名ではなさそう、聞いたこともないお名前、中には私が初めて見るようなデザインだったり、公約らしき一行も私にはピンとこないものだったりと。こんな時代になったのか、自分が時世に合わなくなったのか、はたまた気を衒って目立ちたいからの戦略なのか、などと戸惑い、その後"神聖な場を汚された"怒りが沸き上がってきました。公費の無駄遣いなどという記事を頻繁に出しているマスメディアなのに、この事態への論評は見かけないのはどうして? こんな感情が出てくる私は"変な人"なのでしょうか。

 

すっかり知事選に興味が無くなった私ですが、都民の義務は果たそうと選挙広報紙を広げました。ここでも私は…。

 

でも、投票所には行きます。一票しか入れられないのが残念ですが、迷うほどの選択肢がある訳ではないので、思いを込めて大きな字でお名前を書くことにします。

 

どうか個々人の生活権をお守りください。