◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
「令和6年能登半島地震」により、お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈り申し上げますと供に、被害にお遭いなされました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。そして一刻も早く日常が取り戻されますようお祈り申し上げます。
古くから"天災は忘れた頃にやって来る"と言われているそうです。一説には、これは明治時代の科学者で随筆家の寺田寅彦氏の"名言"と言われていますが、著書の中にはないとか。近年の天災は、地球規模の異常気象と言われる中、今では「忘れる間もなくやってきて」います。しかし、科学の進歩である程度の予知ができるようになって、少し前から警戒して対策が取れるようにはなってきていますし、防災情報も得やすくなってきています。私も自治体からの防災情報は大切にしていて、新しい情報冊子が届くとラックの中の旧誌と入れ替えています。(但しストックしているという方が正しい状態かもしれません。)
でも、やはり「"天災"は突然やってくる」と言いたいのです。この度の「令和6年能登半島地震」に関しては遠隔地の我が家のテレビ画面でもかなり頻繁(ここ2、3年でしょうか)に地震情報が表示されていました。
ネットに次のようなことが出ていました。
「2023年5月5日にも、珠洲市を中心に震度6強の地震が発生。これを受け、6月9日の参院災害対策特別委員会でも、こんなやり取りがあった。
委員『能登半島での群発地震、去年の臨時国会のこの委員会でも取り上げて、監視、観測の強化をお願いをした経緯があるんですが、今、正直どうしてこういうことが起きるのか分かっておりません。(略)』」(「日刊ゲンダイDIGITAL」2024年1月10日)
「線状降水帯の発生により豪雨が予想され、河川の氾濫が危惧される」という予報はキャッチした該当地域の住民は対処し、避難準備とか被害の軽減につながることでしょう。しかしもっと長いスパンで変動する天災―例えば地殻変動・海面の上昇下降・地震・津波・火山噴火等々、個人で対応するには限界があります。その地を離れることしか私には思い浮かびません。
豊かになった日本では、かつての"地震・雷・火事・親父"といわれていた頃とは違い、桁違いに被害は大きくなっています。これら最近頻繁に起こる天災は地球温暖化に由来するとも言われていますが、個人としてはどうすればいいのでしょうか。
余談ですが…12月31日は、1935年12月31日に没した寺田寅彦氏の「寅彦忌」です。
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