No.465◆"鍋野菜でサラダ"―「アルモンデ・キッチン」から

 

◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇ 

 

1ヶ月ほど前になりますが、このブログ462号で「おかずは『アルモンデ』料理で?」と いう見出しで書いた稿に、数人の方からお電話をいただきました。1例を挙げると、

 

「昔はそれが普通だったのよ。今日食べたいものを作って食べるようになったのはバブル期以後の都会よ。今日食べたい物を今日買いに行くなんて、専業主婦が居るのが普通になってからよ。実家が送ってくれた野菜や乾物や特売で買い込んだ食材で、チャチャッと作ったものよ。スーパーや商店街のお総菜屋さんで買ってきて食べるようになって"楽ちん"とよそ様の味を覚えてから、使わない食材を平気で捨てるようになったのよ。

 食費がかかるというなら、食品残渣を出さないような知恵を出すことよ。と言いながら実は私、1人分を作るのが面倒でコンビニ総菜を買うこともあるけどね。ところで石川さんは食費、幾らくらい?」

 わたし「お米・パン等と調味料、ドリンクを除いて、おかずの材料費だけだと2万位かな~。」

 彼女は「8万は係るよー。外でも食べるしー」と…。

 

「1人分作るって難しいでしょ。2~3人分作らないと鍋にこびり付いてしまうし、おいしくないと思わない? 2日も3日も同じものを食べるってもう飽き飽きだから…。石川さんは毎日作るの?」

 わたし「作るわよ。夕食は御仏前にお供えしなくてはいけないから。でもそれが私の食生活を守っていてくれるらしいから。

 私は元主婦だから、子どものお弁当作りを20年くらいやっていたから、少量多品種をパッと作るのが特技なの。前日の夕食はそれを計算に入れて、煮込みやシチューなら最終味付けする前に具を弁当分取り出してストック。翌朝、弁当用の味付けにしてチン(電子レンジ)。青菜のお浸しは卵とじ。なんてねー。お弁当のポテトサラダなんてほとんど煮物を作る途中での引き上げ物よ。残り物をとろけるチーズでまとめて整理もよくしたものよ(フフッフ)。」

 

"鍋野菜でサラダ"

 

気温の乱高下が続いていますが、12月に入ってやっと鍋野菜の価格が下がってきました。1人鍋用のカット野菜セットも売っていますが、切り売りでもいいですから個別に買いませんか。小松菜や春菊、白菜などは生サラダに重宝します。

 

リンゴや柿、ミカンなどと、ハムや刺身、カニカマ等と合わせると、朝食や昼食、夕食の一品に。いかがですか。ドレッシングの種類を変えると和洋中、如何様にも代えられます。基本の材料が同じでも毎日異なったお味が楽しめます。先日は豆腐の白和え衣で和風にして供したら、好評でした(ちょっと自己満)。

                            

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