◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
"オレオレ詐欺"など電話を使った「特殊詐欺」被害は未だに増加傾向が続いています。警察やマスコミからは「固定電話は留守電にして、相手を確認してから出るように」ともう何年も前から警告が発せられています。
今日テレビから耳にした防犯専門家という人の話では、「留守電にして出ないでいると、留守宅ということで空き巣に入る。電話に出て在宅と分かれば強盗に入る」と。首謀者とみられる男たちがフィリピンから送還されたあの全国で相次いだ広域強盗事件を利用した新たな特殊詐欺の手口とみられる電話が各地で相次いでいるとか。「ではどうすればよいのよォ」と私。"あなたならどうする?"
特殊詐欺の被害者は65歳以上が83.4%、オレオレ詐欺に至っては97.4%というデータもありました。私がショックを受けたのは80歳前後の女性に被害が多発しているというではないですか。コロナ禍の中、確かに在宅時間が一番長い層かも。(私って被害者適齢期!?)
世田谷区のホームページには「自動通話録音機の無料貸し出し」のお知らせが載っていて、次のように書いてあります:
「自動通話録音機』は、電話機の呼び出し音が鳴る前に、発信者に対して『この電話は、振り込め詐欺等の犯罪被害防止のため、会話内容が自動で録音されます。これから呼び出しますので、このままお待ちください。』という音声を流します。録音されるのを嫌がる犯人が通話を断念し、被害を未然に防止するというものです。」
私も思い切って申し込んでみようかしらと今考えています。また、出ない方がいい電話は赤いランプ、出てもいい時は緑のランプが点滅するという"防犯電話機"も売っているとか。
我が家に初めてかかってきた詐欺話電話は18年前でした。Y警察からで、「息子さんが交通事故をおこし、今示談話になっているが…」と警察官が話し始めました。そんなことはあり得ないので、切りました。その後もいくつかありましたが、起るはずがないので…。
このところ特に気を付けないといけないのは"アポ電"です。「買取」を装った「押し買い」。つまり、訪問買取業者です。断捨離しなくてはと思っていても、買い取り業者に持ち込むのにマイカーは無いし、タクシーを呼んでまでは、と躊躇しているところに掛かってくるとつい、OKを出し家に入れてしまったという当会の会員もいます。他に手放したいものはないかと長居をされてしまい「怖かった」と話していました。
これが強盗の手口だったら大事件にならないとも限りません。普段付き合いのない人を家に入れるときは、誰かに来ていただいて複数で対応した方がいいのではないでしょうか。
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