◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
昨日(11.16)、毎年恒例の「第73回NHK紅白歌合戦」の出場者が発表され、夕方のテレビ各社のニュースが発表会の様子、特に初出場者の紹介を流していました。今朝、全国紙を広げたら「紅組」「白組」各21組の出場者リストが載っていましたが、アルファベット表記の名前が各組約半数。個人の姓名と分かるのは「紅組」5人「白組」3人。グループ名の中には日本語由来のものもありましたが、性別不明というか、「紅組=女性」「白組=男性」というかつての組み分けが古典になったのを感じさせる名前も多く、“ダイバーシティ”社会の到来を実感させられました。(今年が初めてという訳ではないのですが。)
私が「参った!」と思ったのはwebのニュース記事。「"LDH"勢・枠が無くなったのが悲しい!」というようなコメントが何件か目に入った時。「はぁ~、"LDH"勢・枠って何なの?」と理解不能。エンターテイメント分野のニュースはこの頃ご無沙汰なので知らなくても落胆しないのですが、耳にしたことが無い言葉なので愕然。さっそく検索しました。あー、EXILEさんたちのことなのね、了解しました。高齢者グループの私もそれなら分かります。
それにしても何と聞いたことも見たことも無い出場者の多いことか。これらの歌謡を聴いて1年を振り返るのは無理というもの、今年もパスですね、多分。
ちょっと嬉しかったコメントは「昔は長年活動してきた方と、その年に活躍した人が入っていて、ああ今年1年はこんな年だったねと歌を聴きながら家族で振り返れる時間だった」。その風景は私の実家の大みそかの風景でもありました。コタツに足を入れ、みかんを食べながら3世代が窮屈な位置関係で、おしゃべり。祖母や母は元旦に向けて動き回っていて、居間に出たり入ったりしていました…。
コメントの中には「今年の選出を見てると、デビューしたばかりの韓国事務所のグループもいて、こりゃ普通の特番歌謡祭になったのかなと思うくらい」と言うのもあり、“昭和は遠くなりにけり…”とか“もはや昭和ではない”というのが実感です。
「第74回NHK紅白歌合戦」はどのような世相を見せてくれるのでしょうか。2020年の国勢調査では、「単独世帯」(世帯人員が1人の世帯)は 2115万1千世帯(一般世帯の38.1%)、と出ていました。
※LDHとは、Love, Dream, Happinessの頭文字をとった株式会社LDH JAPAN(エルディーエイチ ジャパン)という芸能事務所で、元はEXILE(エグザイル)メンバーが設立したエグザイルエンタテイメントという芸能プロダクションだそうです。
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