◇事務局・石川由紀が折々を綴っています。◇
今日もテレビは「猛暑日です。外出を控えて、エアコンを利用して」云々と言い、テロップ迄流して注意喚起しています。このフレーズ、今年は6月から耳にしていた筈なのでもう聞き飽きていますが…。コロナ禍に続いて猛暑による外出自粛。家の中でフレイル予防ストレッチくらいしかすることが無い日々なんて、つまらない夏季休日ですね。
テレビを点け放しにしてバソコンのニュースを見ていると、驚くばかりの異常気象のニュースが世界各地から届きます。40℃越えの高温観測地が続出とか。
イギリスでは7月中旬、観測史上初めて40℃を超え、ロンドン・ルートン空港では、高温により滑走路の一部が隆起し、フライトを一時的に停止せざるを得ない状況に。また鉄道の線路にもゆがみがでて、一部の運行が休止された、とか。
スペインでは、6月以降一部地域で平均気温より10℃も高い異例の暑さが続いていたり、7月には南部で47.5℃を記録! 各地で40℃を超える日が続いて、30カ所以上で山火事が発生しているという...。
ポルトガル中部のロウザンで7月中旬、観測史上最高の46.3℃に達し、首都リスボンでも41.4℃を観測。(スペイン・ポルトガルに行ったとき、山火事の後をよく見たなぁ。)
イタリア・ローマでは6月末に、40.7度と観測史上最高気温タイを記録。同時期の平均気温を10℃近く上回る日が続いていた。さらに干ばつも深刻だそうです。
中国では71ヵ所所の気象観測所で、過去最高気温を記録。河北省と雲南省の一部地域では、気温が44℃にも達したと。
アメリカ・ボストンでは7月24日、約7,500軒もの一部地域で停電が発生。同市は、停電防止とエアコンのない家庭のため、市民プールや図書館、冷房センターを開放し、住民に利用を呼びかけているとか。(米国はエアコンの普及率が90%以上と聞いているけど。ヨーロッパは5%!?)
2022年4月8日発表「消費動向調査」で内閣府は「体力の衰えや地域社会との接触の難しさから、特に定年退職後に生活環境が一変する男性高齢者は、室内に閉じこもることが多くなる。そのような環境下でエアコンが無いとなれば、室内での熱中症のリスクが懸念される。さらに万一そのような病症に陥っても、誰にも気が付かれないまま病状が悪化する可能性が高い。まずはエアコンの設置が欠かせない。単身世帯、特に高齢者世帯では、エアコンの普及率向上は健康リスクの観点では急務の課題に違いない」と記してます。その根拠は「2人以上世帯(91.8%)よりも単身世帯の方が普及率が低く、中でも男性高齢層の単身世帯では、約2割はエアコン無しと回答しているのが気になる」と。
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