No. 385◆10年ぶりの「緊急入院生活」は静寂の世界だった!

 

1月の末、私は久しぶりの緊急入院をしました。大腸の不調に気づいていたのですが、持病と言える憩室炎の常習者だったので様子見をしているうちに、今まで経験をしたことが無いような状況になり、かかりつけ病院の担当医当てにfaxで症状を送り、指示待ちをしました。念のために後刻電話をしたら、懸念通り外来には届いていないとか。それで「来てください」との「外来」からの指示があり、入院支度の入ったバッグと共に病院へ。

 

発熱していることもあり、まずはプレハブの個室診察室で「コロナ抗原検査」→「陰性」→通常診察となりました。予想通り“即入院”。個室があてがわれ、PCR検査実施。この検査の結果が出るまでは、一歩も室外には出てはいけないとのことで、飲み物やテレビ視聴カード等の購入も看護師さんがしてくださいました。次の日、PCR検査結果が陰性と言うことで「大部屋」へ。トイレ、同じ階の自販機へは行ってもいいが、それ以外は室外へ出ないように申し渡されました。以前は院内散歩・徘徊、売店での買い物も自由だったのに…。

 

ここで心配なのが“フレイル。”ラッキーなことにこの部屋には私1人。「そうだ! 山ガールのTさんのお見舞いに行ったとき、彼女はベッドの横でスクワットをしていたわ!」と思い出し、窓際でスクワットをすることにしたのでした。窓の外は多摩川。川崎市の街並みを越して富士山やみなとみらいが望め、さすが江戸時代の別荘地。気分は上々、これで点滴のチューブさえなかったら「極楽極楽」と言うところ。8日間を過ごしました。

 

今回良かったのは、パソコン・スマホが使えたこと。特にパソコンには“NHKプラス”を入れていたので、テレビカードは不要でした。スマホのLINEやSMSも使えて、外部との連絡や指示もベッドの上から何時でもできるので、不便はありませんでした。予約済みの診察日等の変更や宅配新聞など留守宅の管理などの指示もでき、心配もなく過ごせました。入院時にはパソコン(∔延長コード)・スマホ(∔充電器)・イヤホーンは必携ですね。私はアメニティーセット等を持参しましたが、病院でも貸出・調達出来るとのことでした。

 

支払い用のクレジットカードとコンビニで使えるカードがあればキャシュレスで入院出来ます。コロナ禍のおかげで面会ができませんから、周りにも気を遣わせなくて済みますし、結構気楽な日々でした。おまけに不必要な会話は慎むのがマナーですから、静かでした。

 

※昨年同じ症状で通院したときは、コロナの検査は保険適用外でしたが、PCR検査は3月6日から医療保険が適用されるようになっていました(入院中4回受けました)。これにより「保健所を経由することなく、医療機関が民間の検査機関等に直接依頼を行うことが可能となり、民間検査会社等の検査能力の更なる活用が図られることになり」ました(厚生労働省HP)。