私の周りは「認知症」にはなりたくない、という人ばかりです。と言っているのに詳しくは分からないと言う人ばかり。何年も前に私も「認知症介助士」の講習を受けて資格取得しているのです。が、介助や見守りについての学習だったので、予防とか重症化を抑える技術とか、また医療、重症化を抑止する研究成果とか、早期発見する検査法などの項目は受けていなかったと思います。
今回単身けんの会報誌の特集に、認知症治療の最前線の研究を取り上げたので、認知症患者の7割を占めると言うアルツハイマー型認知症の方たちの今後に少しは良い情報提供になるのではと思っています。
主な内容は、「認知症を恐れずに明るく生き抜くための研究の成果」のレポートです。
・認知症を予防するワクチンが開発された。
カプセルを服用して認知症の原因物質を攻撃する抗体を作り出す。
・認知症の一歩手前の状態を見つける「超・早期発見」。
・血液で簡単に調べる方法が開発された。
・脳に直接薬を届けるナノテクノロジーが開発された。
・発症してもリズムで認知機能の衰えを防ぐ研究が成果を上げている。
私が希望を持った研究成果は、アルツハイマー型認知症になるリスクの検査が、7㏄の採血のみで、2~3週間で結果が出る、というものです。その判別精度は90%。検査は健康保険適用外の自費診療なので料金は2万円ほど掛かるそうです。2万円で私のモヤモヤが晴れるなら、ぜひ受けてみようと思いました。(でもちょっと勇気が要りそうです…。)
しかし、早い段階で発見できれば、生活習慣の改善をすることで回復が可能だと言います。また遺伝子も検査できるとのことですから、将来設計に役立ちそうです。現在も2500ほどの医療機関で受けられるそうですし、近々全国展開が見られるようです。開発した准教授は認知症の予防につなげる新しい検査法として普及させたい考えだと言います。今後の発展が楽しみです。
人生百年時代と言われていても現状を勘案すると「めでたくもあり、めでたくも無し」という心境になりますが、少し先が見やすくなると、「頑張ってみようか」という気にもなります。これからも“情報の収集と伝達”心がけます。皆様もご参加ください。
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