369号で、「食品ロス0」「我が家は生まれてからずーとそうです」と書いたら、いつもの彼女から電話がかかってきました。「食べ残しはないの?」――ありますよ。そんな時はお箸を付けないか、別皿に取り分けて残します。そして小さな密閉容器に入れるか、ラップに包んで取り置きします。これがあるから次の献立が楽なのです。例えば・・・
・茹でたほうれんそうは――①ちりめん山椒(佃煮類など)と和える。②潰した豆腐と胡麻ドレッシングでゴマ風味白和え。③煮魚や焼き魚の脇に添える。④ミニトマト・レタスとマヨサラダ(ツナ缶があれば尚〇)。⑤即席お茶づけとかまぼこ2切れ✙でお吸い物。⑥とろろ昆布と塩昆布とお湯で作った吸い物の具。
小松菜など葉物野菜は何とでも取り合わせが利くので嬉しい残しモノです。
・長持ちしないキュウリは――今日使う分だけ切って、残りはよく使う小口切りや斜め切りにして、ラップかポリ袋に入れ、フリージング袋に入れて冷凍室へ。冷凍したものは程々水分が抜けていて、塩を使わなくてもギュッと絞れば和え物に使え、減塩になります。和え衣やドレッシング、組み合わせる食材によって多彩なパターンが生まれます。お刺身の残りと一緒に小鉢物にも。3~4本1袋で買うことが多いから、まずキッチンペーパーに包んで(生きているから呼吸するので)ラップかポリ袋に入れ野菜室へ。
・人参や大根も短冊切りなど使いやすい形に切ってからラップかポリ袋に入れ、フリージング袋に入れて冷凍室へ。冷凍のまま煮汁に入れたり、炒め物に使えます。(電子レンジで余熱をかけたような状態です)
※野菜用のフリージング袋にはいろんな野菜を個別包装でまとめて入れているので、使い勝手がいいですよ。それにかなり長く同じ袋が利用できるので環境にも…。
1人分だからこそ、お相手の好みや希望を考えないで調理ができるので、いろんな在庫の材料を組み合わせて、自己満足の食事が作れます。日常の食事は栄養バランスと必要量があればいいことにして、毎日がメニュー開発室と言った私のキッチンです。そして記念日やご褒美が欲しい日には奮発して、お店の味を楽しみます。ハレとケの日を使い分けているのは、関西育ちの祖母や母の影響のような気がします。独立して55年、一度も出前を頼んだことが無いのですが、そろそろ出前をお願いする習慣をつけた方がいいかもしれないですね。お歳ですから。
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