No. 353◆やはり電話の方が頼り甲斐がありますか?

5月10日から、NTTなど通信大手各社は、「新型コロナウイルスワクチンの接種予約を受け付ける自治体の予約用番号への通話を制限する」と発表しました。

 

私の住む世田谷区の予約開始日も「繋がらない」と話題になりました。お隣り・横浜市の場合も。「つながらない場合は時間を置いてかけ直すか、インターネット予約を受け付けている自治体についてはネット利用を」と呼び掛けていましたが、インターネットも昼間は繋がりにくい状態でした。しかし、私が翌朝5時にインターネットでアクセスしたら、すぐにつながり予約完了しました。アクセスして分かったのですが、早ければ希望の日時に希望する場所が予約できるわけではありませんでした。提示された日時と場所の中から選べるようになっていました。という訳で、ちょっと引っ掛かりのある日の予約となり、別件の予約を移動お願いしたり、取り消しを入れたりということになりました。

 

電話が繋がらないと言っていた知人は首からスマホを下げていたので、「スマホで予約を入れたら?」と言ったら、「自信が無いのよ」と。それで「孫か息子が来た時に、頼んでみる」ということに。「高齢者にパソコンやスマホのチョイ支援するのを"IT介護"っていうのですってよ」と言ったら「そうなの? "IT介護"っていうの? これから堂々と訊いてみるわ」と笑っていました。

 

繋がるまでと100回以上掛け続けたけれど繋がらなかったというインタビューが何度もテレビから流されていました。そんなに集中したら...。後から報道を観れば、予約は数分で枠を満たした例も多いとか。そんな話を聞けば、焦る気持ちもわかります。しかし、2020年5月の総務省発表では、高齢者のインターネット利用者は、

80代以上57.5%、70代以上74.2%、65~69歳87.1%です。なのに電話の方が使いやすいのでしようか。聞き違いやメモの取り違いはないのでしょうか。私は申込時に文字で確認できるのと、確認メールが届くので、インターネット申し込みをいつも選択しています。

 

行政やお店の予約など、いろいろな手続きがインターネット経由になりそうです。デジタル庁が本格始動する前に少し練習した方が生きやすくなるでしょうね。

 

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『単身けんニュース』の関連号

 177号:スマホとDX

 

 

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