「コロナ禍」に関する報道ばかりで、点けっぱなしのテレビからのニュースは余程気になることが無い限りBGM化している私の朝です。新年度に入った初日の今朝のテレビニュースは「総額表示」についてでした。
そう言えば、今日からモノやサービスの価格を「税込み」で表記する「総額表示」が義務化されることになっていました。
それで、業者さんは値札の張り替えなどの作業に追われ、開店時までに間に合うかという大わらわとか。
違反しても罰則などはないそうですが、業者さんの間ではお客さんが税込みの金額を値上げのように感じ、「買い渋り」に繋がらないか心配をしている人が多いそうです。それで買い控えにならないように、食料品などは量を減らしたり、“0098円”などのようにお安く感じてもらう工夫を考えているとか。
消費者側の意見では、「支払金額がすぐわかり、今までのように計算しなくてもよいので助かる」とのこと。私もこれまではなんだか騙されているような気になったりしながら、言われるままに支払っていましたが、これからは気分良くレジを通れることと思います。
消費税法では税抜き価格と税込み価格を併記することが認められているため、小売店では税抜き価格を強調した表示も目立つとか。お気持ちはよく分かります。しかし、外国の方や子供、少し暗算が苦手になってきた人には「総額表示」をよく目立つようにしていただくと気持ちよく買い物ができます。
特に最近はお財布を出して現金で支払うよりは、カードやスマホ決済も多くなり、支払いに対する“実感”が薄くなっているように思うので尚更です。
景気がよくなる話を聞くことも少なくなってきました。気持ちよく納得してお買い物をしたり、サービスを受けたいものです。
※「総額表示」は、消費税率が5%から8%に上がる前の2013年10月に、税抜き価格での表記を認める特別措置法が施行されましたが3月末で失効したため、総額での表示が義務づけられることになったものです。
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