1月12日の記者会見で西村経済再生担当相は、「昼間も、昼食・ランチはみんなと一緒に食べてもリスクが低いということではありませんので、昼間もできる限り外出自粛、不要不急の外出自粛をお願いしたい」と。
田村厚生労働相も、「20時以降でなくても、不要不急の外出はなるべく避けていただきたい。昼間お酒を飲んで騒いでもいいのかという話ありますが、いいわけがない」と。
街頭では「仕事は普段通りなので、ご飯とか、困ってしまう」。ランチ営業もしている居酒屋さんは「夜もダメ、昼もダメになってしまったら、飲食業はどのように生活していけばいいのか」と。
「自炊して、お弁当持参で出勤することよね。安上がりだし、自炊できるって、今ではカッコ良く見られているでしょ。スマホにも簡単レシピがいっぱい出ているし...」と私。
この報道を一緒に見ていたアラフィフ女子は「東京のシングル用マンシ
ョンとかアパートの実情を知らないからそんなことを言うのよ。キッチン
が付いていても料理ができるようなもンじゃないのよ。小さな電熱コンロ
一つとB4かA3程のシンクがある程度で、お湯が沸かせて、紅茶かカッ
プラーメンを作るのがせいぜいくらいなんだから。外食かコンビニやテイ
クアウトで買い食い。それが普通というのを前提にできてるのよ。都市部
は家賃が高いから、寝に帰るだけの広さでも結構重荷、だから自宅で生活
を楽しめるスペースなんて、アルバイト学生や非正規じゃぁねぇ」と指摘
してくれました。かつての私の個人事務所のキッチンもそうでした。コンロの下の空間に極小さな冷蔵庫が置けて、隣のシンク下に少々物が収納でき、天井近くに戸棚が付いていました。自炊なんてできないですね。
大臣も医療の専門家も官僚さんも、多分そのような住居で暮らしたこと
が無いのでしょうね。無言で食券を買い、小さく囲ったカウンターで1人
黙々と食事をし、「ありがとうございましたぁ」の声を背にしてサッサと
店を出る...。コンビニも自動精算機が増えてくるとか...。そういえば先月行ったユニクロもセルフ清算でした。コロナ禍が去っても、リアルなコミュニケーションは復活しないのでしょうか。メンタルは...。
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