一人暮らしの人の孤立を気遣ってか、「社会と、地域と触れ合いましょう。こんなにその機会を準備しています」と行政は広報してきました。一人暮らしの特に高齢者の方は、それに付き合わないのは申し訳ないとばかりに、頑張って行政の推奨する催しにできるだけ参加してきました。
そのような機会があって、内心では(どうでも良いのだけど、社会的孤立と言われるのも何だから、まあ、それにも付き合っておくことにして)と、長い単身の老後を地域に託してスタートした人は結構いらっしゃいます。
しかし、この官製の地域クラスターは今休業しています。2メートルの
ソーシャルディスタンスだけなく、リアルな面会・ふれあいを “自粛” する
ようにと、その場所さえ閉じています。それに代わる施策はできているので
しょうか。
私の知人が2月に亡くなりました。ずっと一人暮らしでしたが周囲との
付き合いもいい人でした。1ヵ月以上経っての発見でした。今年は年初から
皆が引きこもりになり、知人・友人とも距離ができ、地域の見守り役の方も
声掛けや訪問もできず、誰も気づかれなかったとのこと。彼女の日々が自立
的だったので、「何も連絡が無いのは良い知らせ」だと思われていたのかも
しれません。
見守り役をしていた人たちも、この「コロナ禍」で、移してはいけないし、
移されても困るし、で行動がとれないとか聞きました。
見守りシステムは、公的・私的、有償・無償、いろいろできています。
これにかける精神的、経済的ゆとりがあれば、心配はないと思います。と、
今までは思っていました。しかし、今回の「コロナ禍」を考えると、お金を
積んでも安心できるサービスは買えないかもしれないと思うようになりまし
た。コロナ検査が優先されるからです。
アポなしで、「近くに来たからちょっと・・・」と立ち寄れるような雰囲
気でもなくなっています。アポを入れるのも、コロナ対策の話をしてからに
なります。「そこまでして会いたいか」と自問しても、“不要不急” で無し…
ということで、又引きこもります。
仕事を離れると自由にはなりますが、少々のご無沙汰はスルーされてしま
います。地域の見守りシステムも、感染症が蔓延しているときは機能が落ち
るのでしょう。高齢になると持病以外にも、「熱中症」など緊急事態が起こ
る可能性が高くなります。対策として私はこちらからお呼びしていますが、
皆さんはどのような対策を取っていらっしゃいますか。教えていただけますか。
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