電話がかかってきて、まず出る言葉はコロナ禍のこと。真夏に向かって鬱陶しいのがマスクの強制使用のことで、今では「鍵持った? マスク持った?」の点呼をしてから出かけるとか。マスク無しで外出ができない昨今、バッグにはいつもマスクのスペアを入れているとか・・・
ドラッグストアーでなくてもコンビニや食品スーパーなど、分野を問わず各店舗で買えるようになりましたから、すぐ買うことはできますが、素材やお値段のこともありますものね。私もバッグだけでなく、車にも置いています。
日差しが強く、マスクの上にサングラスに帽子やサンバイザーで出かける
から化粧をしなくなったとか、これでは怪しい小母さんだとか、これだけで
10分くらいは経ってしまっています。最近はお口周りの皮膚トラブルの話
も増えました。蒸れますものねぇ・・・
私は昨年の脊椎骨折事故以来、肺活量がかなり低下して、マスクで長時間
過ごすのは苦しいだけでなく、危険な状態になっています。なので “三密 ”
とは言えない場所では外しています。この話を聞いた方が「私も」と言って
くださいました。その方は道端でしゃがみこんでいる高齢の方に、「マスク
を外して深呼吸してみたら?」と声掛けしたら、少しお元気になられたとか。
マスクは何のためにしているのか、を忘れて「マスク警察」の目を気にしす
ぎて、自己犠牲に落ち込まないように気を付けたいものです。
これも電話での話ですが、「日本は昔からマスクをしていましたよね」と。
そうですよね、神様への「献茶」や仏様への「供茶」にお茶を点てるときは
マスクをしていましたし、神仏だけでなく、偉い人へ食事を供するときには
マスクをして “供” していましたね。
小さいときから「咳」が出るとマスクをさせられましたし・・・。
社会モラルになっていました。
会員からのたよりには、「外履きの物を脱いで室内に入る、横並びにお膳
を配置しての宴会、身体にタッチしない挨拶。日本式の暮らしが世界標準に
なるといいのに」と書かれていました。
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