5月25日、政府は新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言をすべての都道府県で解除しました。その翌日に都立公園へ、ルーティンの早朝ウォーキングに行くと、壁に設置されたバスケットボールの網にめがけてポールを投げる若者たちが6,7人いました。遊具が設置されたエリアでは鉄棒にぶら下がっているシニアの方も。やつと元の風景になり安堵しました。私の足取りまで軽くなった気がして、若葉の香りもより一層心地よい朝となりました。
4月7日に緊急事態宣言が発令されてから、テレワークの大人が増えたり、
幼稚園や学校がお休みと言うこともあって、朝の光景が変わってきていまし
た。外出自粛要請を受け、運動不足による健康被害を心配してか、カップル
や友人、家族で、等々、年齢層が大幅に広がり、活気ある早朝の公園になっ
ています。
2,3歳の幼児と共に歩く人、小学生と並んで走る人、お母さんを自転車で
追いかける子供、5時台、6時台という早朝なのに、とても微笑ましい情景
が見られたこの一ヵ月半です。この先通常の生活に戻り、少し寂しくなるの
でしょうか。
テレビでは、普段の生活に戻るのはまだまだ先だろうと伝えています。
インタビューに答えている人たちは「見えない敵と戦っていくのだから、外
出するのがまだ怖い」と言っています。商業関係の人も「客が戻るには時間
がかかる」との観測。定期収入がある人と働きに応じての報酬で生活してい
る人とでは、不安の源も大きさも異なることでしょう。
ここでふと思ったのですが、生活スタイルは元へ戻るのでしょうか。今回
の外出自粛で、テレワークやリモート会議・web会議で仕事ができる、スマ
ホやパソコンで遠隔地の知人たちと対面会話ができるということが体験でき
た今、一定の場所に顔を合わせるために出かける必要がなくなっていく前兆
になったのでは? リモートの飲み会も報道されていましたね。
顔を合わせて会話をするのが苦手という人が増えたと言われて久しいです。
この先コミュニケーションはどのようなスタイルで取るようになるのでしょ
うか。ビジネス界では、今後は送付する企画書やプレゼンテーション資料の
優劣がセールストークよりも成果を上げる、と言われています。
日常生活では通信販売による購買が増えています。医療も遠隔診療や電話
診察も行われています。
通信機器やモバイル操作が苦手だと言っていられない社会をコロナ危機が
連れてきたのでしようか。
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