悲しい知らせが入りました。会員のMさんが「孤独死」していて、1ヵ月以上経って発見された!と。発見したのは、公営住宅の見守り活動をしている方とか・・・
Mさんは高齢です。しかし、決して引きこもり派の方ではありませんでした。「突然死」だったようです。でももう少し早く見つけてあげることができなかったのでしょうか。同じ区に住む私としては残念でなりません。
今年の2月末と言えば、この区ではもう梅の見ごろも終わり、桜の開花日
予測が話題でした。ひとり暮らしとしては緊張を強いられる冬場に多いと言
われる入浴中のヒートショック危機も何とか潜り抜け、ホッとする頃でした。
PPK(ビンビンコロリ)は多くの人の願いです。しかし、すぐに見つけ
てほしいのです。そのための策がいろいろ提供されています。
公的には、緊急通報システムの設置、訪問しての定期的声掛けや毎日電話
でのお伺いボランティアサービス、乳酸飲料の宅配員の毎日の声掛け、新聞
配達員や郵便配達員のポストの観察、手渡しお弁当宅配サービス、等々。
お元気だった彼女はきっとまだまだ孤独死の心配がなかったのでしょう。
毎日誰かと外で会話する生活だったのでしょう。このような最後になって一
番驚いているのはご本人でしょう。私も他人ごとではない環境です。
昨年も定例会の帰りに、会場から少し離れたところにある有名な屋上庭園
に皆さんをご案内されていました。たぶん、日常も孤立したものではなかっ
たと思います。
しかし今年はコロナ騒動で幕を開け、外出を控えるのが常識、人とできる
だけ会話をしない、会わないことが提唱されていました。これは一人暮らし
が多い社会にとってはとても不幸なことです。ともすれば孤立しがちな日常
を、より疎遠な日々にしてしまいます。道で出会っても、顔の半分以上をマ
スクで覆い、帽子と眼鏡で誰であるかも見分けがつかないこともあるほどの
重装備、声を掛けそこなって会釈で終わることもあるようなことも。
「緊急外出自粛要請」が出てぼやいていたら「緊急事態宣言」が出ました。
今度は全国規模で「緊急事態宣言」となりました。一日も早く解除されるよ
うに協力はします。この素晴らしい季節に遠くへ旅行に行く楽しみも我慢し
ます。同居人のいない1人暮らしの者にとって知人友人との接触は代えがた
い重要な日々の安全に繋がることなのです。何とか保てるよう工夫をしまし
ょうね。
コメントをお書きください