やつと猛暑から解放されそうな気配が漂ってきた昨日今日です。早朝の都立公園は高齢者がやや多い“健康増進派”が闊歩・快走していますが、顔見知りの挨拶は「今日は楽ですね。止まると汗が吹き出しますけどね。(ニコ!)」「お盆を過ぎると朝夕はしのぎ易くなるっていうけど本当ね」。
今夏は昨年よりも猛暑時期が短めだったとはいえ、話題は「熱中症」です。1人暮らしの高齢者が多いことと、来年のオリンピック開催時の気温や気象を心配する優しい会話が主流です。
老々介護が普通になった現在、90歳代の親の見守りに苦労している人も
多く、自分の歳も忘れ、超高齢の親の心配を口にする人も結構多いのです。
ある方は、自転車で10分ほどのところに住む一人暮らしの母親の見守りに
日に3回は行くとか。「クーラーや扇風機をすぐ切ってしまうの。飲み物も
飲みたくないからと取らないし・・・」と。テレビからは熱中症の対策を
ニュースや気象情報の度に呼び掛けていて、それに合わせて言うのに、他人
事のような返事なのよ、とぼやいています。
ご本人は暑いと思っていないし、のどの渇きもないし、クーラーや扇風機
は身体によくないというのが常識で、冷たいものの取り過ぎは身体を壊すと
いうのも常識。お母さまが若かったころと気温も建物の構造も違っているのに、
長年馴染んだ常識から生活スタイルが変えられないようです。
「近くに娘が住んでいて、親が熱中症で死んでいたなんてことになったら私
・・・」と。そう言う彼女も70歳は越しています。炎天下、自転車で見回
りをするのも大変なことでしょう。
私もそうですが、子供との同居は考えられません。ということは、この話、
他人事ではないのかもしれませんね。
気温と湿度から熱中症指標を測定し、危険性を段階的に知らせ、熱中症へ
の注意喚起をするという熱中症指標計を配布している自治体もあるようです。
感覚が鈍くなっているかなという自覚がある人や、そんな知人がいる場合、
プレゼントしてあげるのもいいかも・・・
私は温湿計で室温のコントロールをしています。しかし外出することが多
い人や屋外での作業をする人は、携帯型の熱中症指標計を持つと安心なのでは。
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