“ひきこもり”という言葉を聞くと、私も入ってるの?と思い、「ドキッ」とする私ですが、3/29内閣府は「40~64歳のひきこもり状態の人が全国に61・3万人いる」と発表。
なぜこれが問題なのかというと、ひきこもる中高年の子と高齢の親が孤立する「8050(はちまるごーまる)問題」が、特殊な例ではなく、かなり広範に存在することが示されたということなのからだそうです。中高年で “ひきこもり” であれば、高齢者になってもそれが続く可能性は大ですから、本人だけでなく、その親は不安な日々を送っていらっしゃることでしょう。
“ひきこもり”とは、国が用いる定義では、仕事や学校などの社会参加を
避けて家にいる状態が半年以上続くことを言う。内閣府調査では、ほとん
ど自室や家から出ない「狭義のひきこもり」に加え、趣味の用事のときだ
け外出する人も含めた「広義のひきこもり」を推計している。従来は専業
主婦(夫)や家事手伝いは一律にひきこもりから除外していたが、今回か
ら変更。回答から、最近半年間に家族以外との会話がほぼなかったとわか
る人は、ひきこもりに含めている。(朝日新聞社)
私は「広義のひきこもり」に近い! リタイアするまでほとんど自宅に
いない生活をしていたせいなのか、趣味の用事と食品などの買い出しのと
きだけ外出するも、在宅が退屈でふらりぶらりと無目的に外出したいとは
思わないのです。これでは近隣どころか旧友とも会話することもなく半年
ぐらいは過ぎてしまいます。
単身けんの今月の会報は、近隣とのコミュニケーションを特集しましたが、
目立って会話頻度が低いのが単独高齢男性で、毎日―49.0%、2,3日に1
回―24.9%、1週間に1回―11.1%、2週間に1回―15.0%でした。
1人暮らしの人の会話数が低いのは社会とのつながりが少ないからですが、
もともと地元との縁を重要としない都市生活者が、同居家族も無く、職場の
仲間と離れた定年後においては、当然の結果のように思います。
私は女性ですが、環境的には男性と同じなので、「広義のひきこもり」に
該当しそうな昨今です。
どうやらこの状態は好ましいことではないようなので、私はここ5,6年、
挨拶運動と声掛け運動を自分に課しています。先日知人が「少し丸くなった
じゃないの」と言ってくれました。道で困っているとき、声をかけられやす
い老女になるべく、ただいま努力中です。
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