7月10日、お茶の水女子大・室伏きみ子学長は会見を開き、戸籍上は男性でも自身の性別を女性と認識するトランスジェンダーの学生の受け入れを決めたことを発表しました。
それを聞き、1つの記憶が甦ってきました。35年余以前になるでしょうか、その頃私は “ 家庭科の男女共修をすすめる会 ” の世話人の1人でした。ある男性が男女共に学ぶ家庭科の教師を目指してその教職課程のある大学を目指しました。しかし女子大ばかりでした。私たちも協力して学ぶチャンスを探したところ、ある女子大の通信教育課程が見つかりました。
そのとき、なぜ男子が入学できないのか、を問いかけ、問い続けました。理由は「被服の授業で、お互いに採寸し合うという授業があるので・・・」という言葉がでてきました。実社会では男性のデザイナーや縫製者が大勢活躍していらっしゃい
ますので、ウーッ???? でした。(マネキンで代替できないのかなー、
とか)。
「心の性が男性」でも、戸籍上が女性であれば、問題は起きないのです
よね。何だか判ったようで解からない私です。
LGBTと呼ばれている人たちの多くがシングルとして暮らしていらっ
しゃいます。そして法的に結婚していても別居・別家計でいる人、法的に
は結婚はしていないが同居し同一家計で暮らしている方、もいらっしゃいま
す。「結婚」ってなんなのでしょう。
室伏きみ子学長は会見で、「真摯(しんし)に学ぶことを希望する人を受
け入れることは自然の流れ。多様性を包摂する社会への対応としても当然と
考えた」と説明なさったそうですが、「結婚」における自然の流れはどのよ
うな方向へ進むのでしょうか。
憲法や民法の専門家の人は、どのような “ 流れ ” を見ていらっしゃるので
しょうか。
単身けんは「婚姻の如何にかかわらず、個人としての平等」を検証してきた
団体なのですが・・・
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