自転車事故に備えていますか?

 私の居住地・世田谷区は自転車事故件数が都内最多なのだそうです。実際に事故現場を見たことはないのですが、近場でも日々マイカーで移動している私は、住宅街に入ると最要注意道路として、緊張して運転しています。

 私にとって一番怖いのは子供の集団走行です。特に一方通行同士の交差点で、逆方向の横っ腹からから猛スピードで、しかもふざけながら突っ込んできたときには思わず声が出てしまいました。「ママチャリが怖い」とよく聞きますが、このところのママチャリは安全性が高くなっていて、チャリンコおチビさんよりは気を許しています。

 また気をつけているのが高齢者の自転車です。マイカーをできるだけ

使わないようになさっているのか、前後に固定した荷物カゴを満杯にして

ハンドルをグラつかせながら走っていらっしゃる高齢の方。その上にハン

ドルにまでレジ袋などをかけて運んでいらっしゃる場合など、できるだけ

幅を取ってすれ違います。昔私も自転車通学など、自転車を足にしていた

頃がありましたから、安全運転の基本は、ハンドルをまっすぐ立てた状態

で走ることだと思っています。腕の筋力が落ちたら、自転車の積み荷の重

さに気をつけて欲しいものです。

 

 新聞記事によりますと、世田谷区は自転車事故を補償する「区民交通傷

害保険」を始めました。同様の保険は都内10区で導入されているそうで

すが、区民、在勤者に加え在学者も対象にするのは世田谷区が初だという

ことです。

 同区は、都内最多の90万人超の人口があり、平成29年の交通事故件

数2092件、自転車事故847件はいずれも都内最悪とか。 保険は、

年間保険料1000~2900円で加入者の交通事故のけがを最大600

万円まで補償するものから、同1400~3300円でけがの補償に加え

事故相手の損害を最大1億円まで賠償する計6種類、年齢制限はなく、

保険期間は7月1日から1年間。6月22日までに申し込むようにとのこと。

 区長は5月2日の会見で、「自らの身を守ると同時に加害者になりうるこ

とを意識し、保険に入ってほしい」と呼びかけていました。

 しかし、転んだ拍子に他人を巻き込むなど思わぬ事故での個人賠償責任

保障が問題になって久しいので、すでに入っている人も多いのでは、と思

いますが、まだ未加入であれば、行政主導の「区民交通傷害保険」も選択

肢の一つかも。

 

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