「平穏死」のための「終活」をしたい!

 タレント・フリーアナウンサーの有賀さつきさんが1月30日にお亡くなりになっていたことがわかりました。52歳でした。テレビではつい最近まで、明るくてご活躍のお姿ばかりお見かけしていたので「えっ! えっええぇ・・・」でした。その報道は “ 急死 ” と言う表現でしたから、未成年のお子様を残して の・・・、と思うと言いようのない感情に覆われました。

 

 しかし “ 急死 ”  ではなかったのですね。報道によると、有賀さんは昨年末までに銀行口座を整理し、今年からの仕事は介護を理由に断るなど、人知れず「終活」を行っていたといいます。お父さまの話によれば、病院に入院したのは最期の2週間だけで、死ぬ間際

まで、普通に会話ができ、一人でトイレにも行けていたといいます。

つまり有賀さんは、急死どころか、完璧な平穏死をされたのではないでしょ

うか、と伝えています。

 

 PPK(ピンピンコロリ)ではなく、少し患って入院し、その間に最後の

指令を出し、病院で死すというのが私の理想の最後なのですが、まさにその

通りの最後だったと聞き、「お見事」と思いました。

 私は73歳になった今でも終活途中で、死後を託すには不十分な身辺状況

です。病死になるとは限らないし、ほぼ毎日自動車を運転しているし、高齢

者というリスクもあるのだから、少しは “ 終活 ” を急がねばと思ったところ

です。

 

 多分、どういう最期を迎えたいのか、しっかりイメージなさって、延命治療

を希望しないことなど医師に伝えていらしたのでしょう。そうすれば、自宅で

なく病院でも「平穏死」は叶うということを、有賀さんは教えてくださったよ

うな気がしました。

 有賀さんを見習って、死ぬ間際まで普通に会話ができ、一人でトイレにも行

けるように念じながら、脳トレ兼筋トレのため、明日の朝もまた恒例のウォー

キングに行くことにします。

 

 

事務局のひとりごと 目次へ