“夏”も終わりになる頃となりました。昨日ウォーキング仲間と他愛無いおしゃべりをしながら、木陰でストレッチをしながらのこと、私が「神様になる努力中なのよ」というと、彼女は「はぁ?・・・」。暑さでおかしくなったのか、はたまた認知症の始まりかと思ったようです。
実は去年頃から私は心がけていることがあるのです。いつの頃から流布されたのかよく知りませんが、“ 消費者は神様です ” という小売業の方たちのスローガンを真に受けていました。だから、お店の方たちが愛想よく迎えてくれて当然、寸分のミスもなく、ちょっと不親切な感じがしたら、即態度に出していました。それが小売業のより良いサービスを工夫する
元ともなり、良いこと→正義と思っていました。
しかし、気が付いたのです。そのことが臨時従業員というか、制約従業員
の方たちの職場を不愉快にしていたことに。
制約従業員、つまり、パート・アルバイトといった雇用条件に制約があり、
将来の伸び代ではなく、現時点での時間給で仕事をこなしている人たちに、
雇用主のシステムの不備等を押し付けるのは間違っているのではないのか?・・・
本当は、私は同じ場所にいるレジ係と購入者であり、レジ係の人の愛想の
良い笑顔が営業の教育の成果であったとしても、私は無表情で受けていてい
いのか? ・・・・・ 私は“消費者は神様です”というスローガンに合致
する “ 消費者 ” なのか? 『神様』だったら、もっと『神様』らしく心を
開くべきでは?
で、私はレジ前での顔つきが変わったのです。無言でカードでの支払いを
することはなくなりました。スーパーやコンビニでは丁寧にレシートとカー
ドを返してくださった時は、笑顔で「はい」とか「ありがとう」とか言葉を
発するようになりました。飲食店では「ごちそうさまでした」というように
なりました。宅配の人にも「ありがとう、暑さが続きますねぇ」とか声掛け
をするようになりました。相手の表情もかわりました。結果、私も気持ちの
良い日々になりました。
今まで顔見知り以外の人に声をかけることはなかったのですが、十数年
続けている早朝ウォーキングのおかげかもしれないのですが、行きかう人に
「おはようございます」と声をかけられるようになったことが訓練になった
のかもしれません。
このことがこの後の人生で、きっと助けになるのではと感じている昨今です。
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