前回「1人暮らしだから、誰も助けてくれない!?」のひとりごとにこんな感想が寄せられました。
「1人だから気にしてくれる他人がいるのじゃないの? だって、いつもお会いする方がおひとりさまだと知っていたら、いつもの時間にいつものところで、しばらく姿が見えなかったら心配するし、3,4日後に会うと、しばらくでしたね、と声をかけるでしょ」。
そうですよね。家族がいらっしゃれば、ご自身の事情だけでなく、いろ
いろあるから、まあ、“お忙しかったのね”か“体調を崩されてたのかしら”
とは思っても深刻には思わない、のが私です。やはり私もおひとりさま
だったら「1人暮らしだから、誰も助けてくれない!」状況で、心細かっ
たのではという認識の人だったのだと知りました。やはりどこかで私は
家族の支援を期待しているんだわ、と。
でもでも、私の場合、家族から頼りにされることはあっても、彼らを
『確たる頼り』にはできない現実がありました。雇用労働者ばかりの家族
で、いつも同じ事業所内に常時いるわけでなく、出張や会議、他社訪問が
多く、急な休暇や早退・遅刻はできない状況だったからです。その上、
長期出張、海外出張、転勤、単身赴任と身近な処に住んでいるとは限らず、
所在を知るには会社に問い合わせなければならないという環境でした。
私がこれらに対応できたのは、健康が続いていたことと、時間の縛りが
緩い自営業だったことが大きな要因だったと思っています。そして知人・
友人の助援・支援が大きかったと思います。女性が大きな組織で働くこと
が少なかった時代でしたから、小さな組織で働いていた知人・友人が、
小回りの利く環境を活用して少しずつ力を出し合ってくれたのが大きな支
えだったと思います。改めて感謝します。
今、私の周りは時間にゆとりがあって、あまり移動しない人が多い環境
です。きっと助けて欲しいことを小分けしてお願いすれば、手伝ってくだ
さることと思います。私も少しずつなら動けます。
少し人手が借りたい時、自宅のある地域に絆が無くても、長い付き合い
の中の絆も使ってみましょうよ。いかがですか。
ご近所という絆・助け合いだけでなく、今までの暮らしの中でつながった
自前の絆があることを忘れていませんか。
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