自宅売却→そのまま賃貸契約で住み続ける!

 首都圏対象のニュービジネスだそうですが、自宅マンションを売却した後も賃貸契約をして住み続けられるというサービスが、6月から “リコーリース” で始まるという報道を見ました。

自宅担保に融資を受け、死後清算するという「リバースモーゲージ」と似ているようですが、格段にこちらの方が使い勝手が良いように思いました。

 

「リバースモーゲージ」の場合は“土地神話”が話題に上がっていたころに

登場したサービスですから、戸建が担保の中心でした。現在は不動産価格

の下落している住宅地が多く、担保割れしている物件もあることでしょう。

その場合は相続人が返済することになるとのことですから、今の時代には

問題が起こりそうです。

  住み続けたい希望に添える点は同じですが、“リコーリース”のサービスの

場合は売却による収入であり、「リバースモーゲージ」は借入金だという

違いがあります。

 

  私がこのサービスを選択肢の一つにしてもいいな、と思ったのは、中古

不動産を相続したくないという人が多いと聞いたからです。早めに売却して

おけば、自宅に住み続けるもよし、もっと便利な所へ引っ越すもよし、高齢

者向け住宅などに転居を考える時には時間的余裕と金銭的なゆとりも取れそ

うだからです。

  そして金銭で遺産として残れば、相続人も手がかからなくてホッとするの

ではないかと思うのです。

 

  まだ始まっていないので、どんなメリットがあり、どんなデメリットが

あるのか事例が出ていません。新聞やテレビなどの報道に気を付けていた

いと思います。

  これに関して情報が入ったら教えてください。そして皆でそれを共有して、

失敗の無いようにしましょうね。

 

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コメント: 1
  • #1

    かねこ (月曜日, 29 5月 2017 13:13)

    今回の記事の
    リコーの不動産買取事業(リースバック)は、「セリーブ」という商品名のようで
    す。http://pdf.irpocket.com/C8566/iQkZ/HA5f/ZEu8.pdf
    実は、このような事業はすでにハウスドゥという会社が「ハウスリースバック」とい
    う 名称ですでに数年前から先行して行っています。
    http://www.housedo.co.jp/leaseback/
    けっこう引き合いも多いようです。

    私も一軒家の処分に困っているお客さんに情報として紹介しようと思っていますが、
    査定額はどうしても低くなりますし、1年のリース料が買取価格の10% 程度かかる (つまり買取価格≒10年分の家賃でチャラになる)ようです。
    しかし固定資産税がいらなくなること等とも考えあわせて、どう判断するか
    といったところですね。
    ご参考までに。