今年も各地で洪水による犠牲者が出ています。現在も台風12号が熱帯低気圧に変わりながら日本を通過中です。心痛みます。
なぜ毎年、地域を変えて繰り返されるのか。私は洪水の体験が無いので全く想像ができません。テレビの映像からの想像でしかありません。
しかし母は良く氾濫する流域地域に生まれ育ち、還暦を過ぎても悪夢が表れると言っていました。その地は今でも何年か毎にテレビニュースに出てきています。母の実家は高台にあり、家自体は水害には会っていませんし、その地区は全世帯高台にあります。しかし母は生涯氾濫する河の悪夢にうなされていたようです。
テレビでの広域情報があるわけでなく、自治体の避難命令も “ おふれ ” もない
時代です。ひたすら現況と経験者の予測に頼って家族で凌いでいたのでしょう。
いま私たちは行政からの指示や情報に従っていれば間違いがないと教育されて
いるように思います。しかし、その指令は各自の環境・状況に合わせたものではあり
ません。
たとえば「今まで経験をしたことのない・・・」というような情報が広域に、自治体全
域に一律に届けられますが、個人、私自身はどう対処するか、決断が付きません。
しかし、単身生活者が多く、近隣で相談し合って行動するというような習慣が無い地
域に住んでいる現在、やはり行政からの指示に頼るしかないのでしょうね。
その場合、その情報と自分の行動との摺合せが必要となります。洪水については、
まずは次のことは確認しませんか。
市町村は、気象庁から発せられる
・警戒情報では、市町村は避難勧告等の発令を判断する
・危険情報では、避難は完了しているべき
・発生情報では、新たな避難行動はとらない、 とあります。
ということは、上流で長雨が続いたり、集中豪雨が降ったりした場合は自主的に避難
準備に入り、警戒情報が出た時点で避難を開始するということが、取るべき行動のよ
うです。
自分が高齢であったり、障害があったり等、行動に時間がかかる場合は、警戒情報
で避難完了するというのが望まれる個人の対応のようです。
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