「今年こそは!」なのか「今年も相変わりませず」なのか・・・

 今日も年賀状が届きました。幼い頃や若かったころは、「今年こそは・・・」と新年にあたっての心意気を書いたお年賀状が目立っていました。そのころの大人の人のお年賀状には、「今年も相変わりませずご厚誼のほど・・・」と書いてあったように記憶しています。

 家族のそれぞれに届いたお年賀状には、手書きのもの、活版印刷の物、版画刷りの物、等々、その方の社会的立場や環境が少し垣間見えるような気がしていました。

 

 今年私の所に届いたお年賀状はとても多彩。賑やかカラフルな全面デザイン画

の物や、家族写真の付いた物や旅行先の写真もあったりと、皆様の伝えたいこと

が、ご自分の報告であることが圧倒的に多くなったと感じました。逢うことも少なく

なったリタイア後の日常では、友人知人の「今」が判ることはとても嬉しいたよりです。

 

 私は長い間会社名の入った商用私用兼用の年賀はがきに、お決まりの年賀の

祝い言葉を印刷したはがきに、一行ほどの添え書きをすることで、お許しをいただ

いてきました。この習慣が今も抜けなくて、地味で面白くない物になっています。

ここ5~6年はパソコンでの自作にしているのに、なんという情けないことでしょう。

また宛名は、ワープロができて以来、悪筆の私は助け舟ができたとばかり、ワープ

ロ印刷に早々と変えてしまって、もう20年以上は経つことでしょう。

 知人は相手の属性別に数種類のデザイン・文言をパソコンで自作して用意し、

使い分けしているとか。また別の友人は、宛名だけは自書しているとか。

 「師走」とばかりに忙しく走り回ることもなくなった年末が過ごせるようになったの

ですから、旧交を温める工夫をしなくては、と思った私の年始です。

 今年の年末こそは!

 

 

事務局のひとりごと 目次へ