北関東大水害に遭った常総市から、続報が届いています。発信元の彼女の緊急避難先は、自前の隣り町のセカンドハウスでしたが、私はどこに行こうかしら・・・ と考えたとき、行き場が無いのに気が付きました。
私の居住自治体は広いので、台風・強風・洪水等の自然災害で全区避難勧告ということはないと思うのですが、アメリカのハリケーンや竜巻の例では、かなり大規模な避難勧告が出ていますし、実際被害も大規模です。
そこで一時避難先を空想してみました。首都圏には親戚はいても、頻繁
に行き来しているわけではない甥・姪では頼めません。 その近郊地には
他の親戚は居ません。中部・関西には兄弟・従妹がいますが、かなり時間
がかかります。ということは交通手段も難問です。幸い私は車好き。その上
東名高速入口までは5分! 鉄道ではなく、車で避難することでしょう。
そのためには、オイルの残量を常に意識しておくことが肝要なようです。
ここでハタと気が付きました。いったいどこへ行くの? 行きつけの静養
先があるわけでなし、頻繁に付き合っている友人がいるわけでなし、付かず
離れずの程よい感覚で付き合っている血縁に、押し掛けできるのか?
格好を着けずに素直に頼み込める私は居るのか? 迷惑だけはかけたくな
いと、自立心こそ生きていく上の最上の信条との社会教育に固まっていない
でしょうか?
高齢になったら、少しずつ迷惑をかけて、感謝しながら少しだけお礼をし
て支援を受けていこうと思っていながら、その準備ができていないことに気
が付きました。(現役時代であれば、それなりに繋がりがあったのですが・・・)
環境の変化に対応しなければと思いつつ、一日延ばしにしている内に、か
なりの高齢者になり、準備ができていないのでは、誰が支援の手を貸してく
れるのでしょうか。日々の生活の困りごとであれば、社会福祉というシステ
ムがあります。しかし大規模・広域避難勧告となると無理でしょう。
そんなことを考えたことがありませんでした。
被災された方の支援もできないまま、参考にさせていただく厚かましさを
恥じ入るばかりです。(何かお手伝いをしたいのは本音です。ごめんなさい。)
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