高齢者ほど避難をしない――常総市大洪水から

 鬼怒川が氾濫してから1ヶ月以上が経ちました。テレビに映る被災地は、水が引いただけの状態のようです。

 そんな中、貴重な体験の第一弾が届きました。とても考えさせられるものでした。

 いくつかあるのですが、まずは経験豊富な高齢者ほど避難しなかったという事実です。お便りによりますと、2階に逃げて水が引くのを待っていたということです。それは正しい対処法の一つでしょう。なぜならテレビで避難

指示を出すとき、「今まで経験をしたことがないような」そして「避難所

か、2階など高いところに逃げてください」等、確かこのようにフレーズ

を言っていたように思います。

 実は私もそのように理解していました。高齢になって足元がおぼつかな

いとか、行政の推奨する被災時避難荷物まで持ってはとても避難できない

のなら、安全なところでやり過ごす! と考えていました。


 しかし今回のような「経験をしたことがない」と言うような時、今回は

2階に居ても家ごと流されましたから、やり過ごせない、ことが起こりえ

るということが分かりました。このように2階に避難した高齢者の方で、

1人暮らしの人は救出が後回しになったそうです。理由は存在の確認が取

れないので、確実に確認が取れる人から先に、ということで。

 このような時、1人暮らしの人は自分から救出依頼をしないと後回しに

なることがはっきり分かりました。(緊急時では当たり前のことですが)


 では1人住まいの人・場合はどうすればよいのか。それは自分から連絡

することです。しかし停電や水没すれば固定電話は子機を持って移動して

いても使えなくなる可能性があります。つまり孤立したときの連絡法は

携帯電話に頼ることになります。携帯電話よりもスマートフォン(スマホ)

の方が情報は取り易いでしょう。でも一生に一度あるかどうかというとき

のために、スマホを常時携帯するのも・・・

 一応私は使用料の安い今持っているガラ携で知人友人に連絡して、対処

法を教えてもらうことにします。

それにしてもいち早く避難した彼女の判断に脱帽です。


パソコンが突然動かなくなりました。叩いてもくすぐってもダメでした。入院させました。

メールが届かないと事務局が勤まりません。慌てました。お払い箱にしたものの捨てては

居なかったパソコンを引っ張り出して今使い始めました。退院の早いことを祈っていると

ころです。(私にとっては大ピンチです)


事務局のひとりごと 目次へ