「同性婚」って何？

　統一地方選、真っ只中！　このニュースの1つに渋谷区長選が取り上げられていて、その新聞の見出しが「“同性婚”条例も争点」とあったのですが・・・、そんな条例はないのに・・・

　

　「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」のことを言っているのですが、「“同性婚”条例」と呼ばれると私はカッと来るのです。理由は、渋谷区の市民団体「しぶや男女共同参画をすすめる会」の参加団体の1つとして、また私は世話人の1人として、区民案「渋谷区男女平等参画推進条例」の作成

・提案に参画していたからなのです。

　なぜ参加しているかと言うと、世間一般に行われてきた性差別に悲しい思い、

悔しい想いをしてきた単身けん会員がたくさんおられるからです。

例えば男兄弟には養わなければいけない家族がいるから無理、女で独身なのだ

から親の介護をして当たり前、と言われて生活のための仕事まで無くした人。

　負担・分担は平等なのに、女だからと冠婚葬祭時は席を与えられなかった人、

等々、列挙すれば限がないほど例は沢山あります。

　渋谷区のこの条例の中に、同性カップルを結婚に相当する関係と認め証明書

を発行するという項目があります。そして不動産業者や病院に証明書を持つ同

性カップルを夫婦と同等に扱うように求め、家族向け区営住宅にも入居できる

ようにしたのです。

　単身けんでも病院の付き添いや重篤症状になった時の面会などに、家族以外

を拒むところが多いのは悩みの種。何歳であろうとも申請すれば同性カップル

証明が出て、夫婦・家族としての扱いがなされるのであれば、利用価値のある

条例かもしれません。特に入退院を繰り返すようになった時など、親友関係だ

というよりも実行力のある証明書になるのではないでしょうか。また、区営住

宅への入居権が付いてくるのもありがたいですから。（本音を言えば、病人本

人が承諾すれば医療方針も行為も決められ、許可すれば家族や血縁者以外でも

面会・付き添いができれば一番だと思っているのですが・・・）

　

　しかし「婚姻」って何なのでしょう。法律婚、事実婚、同性婚。何のために

婚姻関係を結ぶのでしょう。私は混乱してきました。

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