50歳を過ぎると、終活(終末期及び死後のことを事前準備すること)が始まる人は多いと言いますが、私には解せません。老後の生活設計を考え始めるというのは理解できますが。
Aさんは親の介護と葬式・死後事務に当ってから、自分のための情報収集を始めたとか。お母さんは全部子供に委ねることにしていたみたいで、生活費の過不足、病院の入退院からそれに付随する事務・交渉、親戚関係、檀家寺・お墓の付き合い、資産の有無、保険などの金融の現状、等々、子供なら知っているはず、と言いたげな生前
だったそうです。
何十年も同居していれば判っているかもしれませんが、18歳から離れて暮らし
ていては無理と言うもの。以心伝心を期待するなら、まめにコミュニケーションを
とっていないと期待には沿えません。このような親子関係はAさんだけではないの
です。
Aさんの話を聴いていて理不尽に感じたことの一つに、「あなたは “おひとりさま”
なのだから、私の面倒を看てよ」と言われたとか。家庭のある弟さんからも言われた
とか。あーあぁ、この人もそのように言われたのねとため息が出ました。事務局をして
いる私は同じような言葉を何度も聞いてきました。
シングルは確かに終末期に無条件に無償で面倒を看てくれる人が居るとは考えに
くいです。 しかし、終活まで始める必要があるのでしょうか。急死するかもしれない
持病があると言うなら判りますが・・・。平均寿命から考えると、後40年近くあります。
私は終活を始める時期は、病気などで生命の限界が見えてきてからと思っているの
です。今はまだ、身の回りのことは自分でできますし、急変するような持病もありませ
んから。
ただ気を付けているのは、健康診断を欠かさないこと、体に異変を感じたらすぐに
医師に相談することです。
このところ気候・気温の変化が大きいので、体調を崩さないように用心して暮らして
います。 皆様もご用心ください。
(3.23の「ひとりごと」の蛇足もご参考に)
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