高齢者らしい名前は、電話帳から削除勧告?! このニュースに私はびっくり! 私の名前はどうなの? テレビを見ていると「由紀」という名前の若いタレントがいるらしいから、まだ通用するみたいです。
事の次第は過去最悪のペースで被害が続く特殊詐欺。犯人が「電話帳から
高齢者らしい名前の番号を見つけて電話した」と供述したことからの発案とか。
そして大分県警ははがき作戦を展開。「ハナ」「キク」といったカタカナ表記や、
末尾が「枝」「代」「江」など高齢者に多い名前の人にはがきを送り、削除を呼び
掛けている、というのです。10月末現在で1000人以上が、次回発行の電話帳
で削除を希望しているそうです。
その昔、電話帳に名前があることはステータスの1つだったのです。いつしか
この電話帳がダイレクト通信というビジネスに役立つこととなり、いまや特殊詐欺
の情報源になってしまったということのようです。
私も50年ほど前、かなり思い切って高額の出費をして電話を我が家に引き、電
話帳に名前が載った時は、1人前になったような気がして、嬉しかったのを覚えて
います。しかし、生命保険会社や墓販売の勧誘、最近では金やブランド品など、
買取商法のダイレクト電話で名前を特定して通話してくるのに恐怖を覚え、15年
ほど前に削除を依頼しました。(それからも見知らぬ相手から電話はかかってきて
いますが)
70年前、戦地から一時帰宅した父が、近々生まれ来る子の名前を残して任務地へ。
男女どちらが生まれてきてもこの名前をと言ったそうです。「由」は自由の「由」、「紀」
は祖父の出身地・紀州からと「世紀」の「紀」と言っていました。 親がいろいろな想い
から一番良かれと思ってつけてくれた名です。幼い頃は「子」や「美」、「江」「枝」「代」
が付いている名の子がうらやましく思えたものです。大切な固有名詞を古臭いと言わ
れても・・・
今流行の「キラキラネーム」もいつかはおばあさんやおじいさんの名になるのでしょうね。
コメントをお書きください