地震学者さんたちが「東海大地震が30年以内に来る確率が高い」と発表して大騒ぎになってから40年近くが過ぎました。私はその頃東京へ転居し、首都直下型地震も同じくらいの確率で来るのよと聞かされ、ダブルで不安を抱えることになりました。関西の知人たちは「東京って、しょっちゅう地震があるんだって?」とよく電話のついでに訊ねていました。実際よく揺れを経験し、そのように感じていました。そのうち慣れましたけど・・・
此のところ関西から掛かってくる電話は、「あんたのとこ大丈夫?」という洪水
見舞い。お蔭様で我が家は雨水が流れ来て溜まるような場所ではないので、
集中豪雨のときはいつも他人事として、知人のところの心配ばかりしています。
そんな私は、どうして激しく降るようになってから避難し始め、逃げ遅れてしまう
のかと疑問を持っていました。自宅の危機予想情報をなぜ持っていないのかと。
また、歩く速度が遅いとか、歩行困難者であれば、早めに出るべきなのにと。
しかし諭されました。「いままで無事にやり過ごせていたから間近にならないと
動く気にならないのよ人は。そういうあなたもそうよ!」と。
ところがこのところの洪水報道を観ていると、それよりすごい変化なのが判り
ました。「経験をしたことのない“降雨量”」で、行動の適・不適ではないということ。
新たな行動規範が必要なことがわかりました。
私ならどうする? を考えながら、自分の行動パターンを考えることにしました。
例えばいつ準備をし、何を持って避難所に移動するか等。そういえば私は長靴を
持っていませんし、レインコートも、です。実に無防備。あるのは食料の備蓄だけ
でした。
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