2014年11号台風がようやく8月11日温帯低気圧となって日本から離れようとしています。この超のろのろ台風がもたらした長期間の異常気象で、交通機関は混乱。夏休みや旧盆の里帰りも大混乱。この南北に長い列島が長時間丸ごと影響を受けました。被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
この期間、自分の身に置き換えてテレビの情報を見ていました。その中で絶句したのが「○○市全域△△万人に避難指示」&「○○市全域
△△万人に避難勧告」。その後に続けて、「状況によっては二階など高い所に避
難してください」。この情報を受けた市民の皆さんはどのように判断して、どのよう
な行動をとられるのでしょう。特に1人では行動が難しい人は・・・
「○○市全域△△万人」の人はこの指示に従わなくてはいけないのでしょうか。
取材報告によると、指定避難所には数人というところもあったとか。やっぱりね!と。
今回の避難目的の多くは洪水からだったと思います。所によっては裏山の土砂
崩れ、強風もあったようですが・・・ でも・・・
私の知人の家は洪水と土砂崩れの心配のない所でした。でも「経験したことが
無い」とか「何十年の一度」と言われると、うろたえると言っていました。ガンガン
このような情報が流されたら、浮足立ってしまったと。逡巡している間に通り過ぎ
てほっとしたと。
このような状態はどう理解したらよいのか・・・。まさか! であれば、天災の犠
牲者になります。とにかく避難しないと後で何を言われるか、という判断であれば、
家の中の歩行で精いっぱいの彼女はどうすればよいのか・・・ 頼る民生委員は
高齢者ばかり・・・
私の場合はまず洪水と土砂崩れの心配のない所。多分動かず籠城を選びます。
この行動は行政としては迷惑なのでしょうか・・・
自分のためのケース別の危機管理をしていますが、行政から発せられる勧告や
指示も公民として無視できません。指示や勧告を出す場合の行動基準は議論の
余地があるのではないでしょうか。
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