都市部では、リタイア後、地域に馴染めなくて悩んでいる人が多いのはなぜなのか、と考えた時、それは大都市病だと思うのです。
この地域では、生まれも育ちも、職場も友人・知人も、地域に柵(しがらみ)や絆(きずな)を持たない人たちが暮らしているのですから、馴染みそのものが無いのです。職・住が別地域なのですから当然ではないでしようか。前回も言ったように、地域からは孤立しているかもしれないのですが、社会から孤立しているわけではないのです。困ってもいないのです。
しかし地域で活動する民生委員や行政の人たちからは、「困ったものだ。アプローチしても無視されてしまう。どうしたらいいのか」と、それが悩みだとよく聞かされます。私は「放っておいたらいいのでは?
別に本人たちから要望も出ていないのだし・・・」と。
しかしこのような状態で、加齢による能力低下が起こり、支援が必要となった
ときは少々問題です。なぜなら介護保険はじめ、行政サービスは居住区で受け
なければならないからです。住民税や健康保険・介護保険の納め先は居住区
の自治体なのですから。(給与天引きで納付していると忘れがちですが・・・)
居住区の行政サービスや民間支援団体の情報が無いと利用が難しくなります。
でも経済力があれば、衣・食・住、生活するには何も心配はありません。
スマホがあれば居ながらにして必要なサービスが発注できます。そして安否確
認から葬儀、死後事務まで、親族がいなくても済ますことができます。経済力に
自信のない人は地域に関心を持った方が安堵します。
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RW (水曜日, 23 7月 2014 23:28)
暑いですね 睡眠不足は長い通勤時間(始発で絶対に座る)で補充し
体力を維持してます。
>でも経済力があれば、衣・食・住、生活するには何も心配はありません。
このフレーズは心強いです。あれこれ迷わず、割り切ると安楽に暮らせそうです。