近くのスーパーへ行ったら、「増税前の大御奉仕!」 「増税まで後○日!最後のチャンス!」 などと大書きされた張り紙があちこちに貼ってあり、飲料などは箱買いを薦めていました。ティシュペーパーやトイレットペーパーを山のようにカートに積んでレジに並ぶ人もいて、「あー、みんな頑張って生活防衛をしているのね」と思っていました。
テレビの情報番組でも、何回となく「買っておくとお得な物は」とか
「いつ、どんな物を買えばよいのか」などの特番を流し、消費者の購買
心を煽っています。小売業者はその番組を補足するかのような宣伝体制
で臨んでいて、危機感を感じている消費者も多いのではないでしょうか。
昨年煽っていたのは住宅と自家用車。続いて高額時計や宝飾品、ハン
ドバッグ、家電。私には無縁の物でしたが、今年に入ってからは日用品、
消耗品、保存食品が対象として取り上げられ、私も少しは買いだめしな
いといけないのかしらと思うようになっていました。
単身けんの定例会で訊いたところ、1人分くらいを買いだめしても大
したお得にならない、と、冷静な答えが返ってきました。そうですよねぇ。
1ヵ月の生活費が税込20万円とすると、6千円分の倹約をすることに
なるのでしょうか。外食を1,2回減らせば済む金額。と言っても外食
は娯楽と交際費ですからねぇ。どの分野を節約の対象にしましょうか。
高額品を買う人は余裕のある人なのだから、社会貢献のつもりで購買
行動をして欲しいと思うのは私だけでしょうか。また小売業者は自分の
店で買いだめを!と、囃し立てているのは理解できますが、増税後の落
ち込みを心配しているのは解せません。先行して売り上げを伸ばしてい
るのですから、それでよいではありませんか。
私は4月から、またまた年金の支給額が0.7%減りますから、定額定
期収入が減ります。一方支出は、電力料金や燃料の値上がりや社会保険
料の上方改定が予定されていますから、日常生活の管理をしっかりとし
ないと、余命を縮めることになります。
消費増税ばかりにマスコミが焦点を当てているのが気になっています。
映像で報道しやすい点ばかりで世論を作り上げているようで。
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