「1人暮らしは風邪もひけない？！」と前回書いたら、そうよ、そうよ！という投稿がありましたが、「1人暮らしはいいわよね。自分が治るまで寝ていればいいんだもの。家族がいてごらん！ 『まだ治らないの？ ご飯はどうするの？ 帰りに外で食べてくるね』。それはいいけど、寝込んでいる私のご飯はどうするのよ！ まったく私のことまで気が回らないんだから！ 腹立つのよねぇ・・・」という主婦さんの嘆きがありました。
そうなんです。家庭内分業が行き届いていると、代わりのいない
職場と同じで、休めないのです。食事の準備だけでなく、掃除から
洗濯、風呂の支度、ゴミ出しまで、滞ってしまうのです。しかし、
それは指示すれば済む話だと思うのですが、指示しないとしてくれ
ないのです。指示してもちゃんと一人前にできないのです。だから
1人で寝てればゴミも少ししか出ないし・・・、1人暮らしの方が
よっぽどいい！ というのです。この方の小言を聞いていて、私の
両親を思い出していました。母の小言を聞いているようで。
冷蔵庫・冷凍庫、ストック用食品やレトルト惣菜、弁当屋さんや
コンビニなどのテイクアウト店。多種多様なデリバリーのチェーン
店も多くなりました。ずいぶん便利な世の中です。役割分業ができ
ない1人暮らしの方が、気兼ねなくゆったりとした気持ちで療養でき
るのかもしれません。
単身けんができたころは、夕方六時になればスーパーも商店街も
閉店でした。出前をしてくれる店も終わっていて、開いているのは
割烹や居酒屋、バー・スナックなど、飲み処でしたから、女性の1人
暮らしは生きづらい状況でした。おひとりさま仕様の惣菜が24時間
売られている今の日本は便利になったものです。
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