私は防災意識が低いと自覚しました

 福岡市の整形外科医院で、高齢の入院患者らが10人死亡という事故がありました。夜間の整形外科で、高齢の患者が被害者になったと聞くと、やはり助けられなかったか、と暗い気持ちになり、思わず手を合わせてしまいました。

 

 高齢者ばかりの施設で夜間に火事や津波、土石流などが襲ったら、助けに来てくれるようなシステムになっているとは私は思っていません。でも犠牲者になることを、やむを得ないこととして受け入れているわけではもちろんありません。

できればいち早く逃げおおせたいと思っています。しかし、

足腰の動きが悪くて入院していれば自力で逃げられるので

しょうか。

 

 今、防火扉が閉まっていなかった、閉まらないようにして

あったと言われています。スプリンクラーが設置されていな

かったという報告があります。これらは本当に有効な設備な

のでしょうか。自動で閉まる扉の内側にいれば、助かるので

しょうか。スプリンクラーからの放水っていうのは、凄いの

ですか? この歳になってもまだわかっていないのです。

 

 私が入院先を決めるとき、そんなチェックはしたことがあり

ませんでした。また、旅館やホテルに泊まるときも、せいぜい

非常口の有り処の説明をいい加減に聞いておくくらいのもので

した。 高齢者ばかりの住居や施設だったら、緊急時にまごつく

こと間違いなしです。

 病院も宿泊施設も、元気な若い人が同じ屋根の下にいると思う

から、何となく安心していたのだと思います。

 今後宿泊を伴う時は、夜間の非常時を想定して、何らかの対処

をする必要があるのでしょうか。

 

 火事と地震と津波はてんでんこ(まずは自分で逃げること)、

と教えられてきました。若い方が高齢の私のために一命を落とす

ようなことがあったら、助けられた私は辛いと思います。

 

 ちなみに我が家には火災・煙探知機はついていますが、スプリン

クラーはありません。防火扉もありません。どうしたらよいので

しょう。とりあえず逃げ出すルートだけは頭に叩き込んでおくこと

にします。その前にコンセントやプラグの掃除もしなくては・・・

 

 

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