「サ高住」を終の住処にするには

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 「サービス付き高齢者向け住宅」のことを前々回に書いたところ、終の住処としてよいかどうか教えて欲しいと電話がありました。その回にも書きましたが、付いているサービスも、費用も多種多様ですから、こんなところなら、とおすすめすることは私にはできません。

 

 まず、自分の欲しいサービスは何かを書き出してみることから始めてください。あなたの希望する、言い換えれば心配なことを書き出してみるのです。

 続いて自分の経済力を書いてみます。その次は住みたい、または住んでもよい地域を書き出します。

なぜ住みたい地域を確認するかと言えば、「サ高住」は地価と密接に

関係しているからです。地価の高いところは初期投資も多く、同じレ

ベルの建物やサービスであっても、家賃や管理費が高い可能性があり

ます。自分の経済力とのすり合わせが必要な人も多いと思われるから、

という理由からです。

 

 次はあなたの性格です。例えば食事にうるさいタイプだったら、

自炊できるか、希望する宅配が選べるかということもチェックポイン

トになります。男性が同じ屋根の下にいるのが嫌だという女性であれ

ば、その点も要チェック。

 

 私の場合、寝たきりに近くなったら「何でもよいから、言ったらす

対応をしてくれれば」というタイプだと思うので、夜間の訪問介護

体制が取れていることと、入浴サービスがあることが最重点になると

思います。

 それよりも重要なチェックポイントは経営がしっかりしているかど

うかです。動けなくなってから「サービス付き高齢者向け住宅」が倒

産したら・・・

 

 「サービス付き高齢者向け住宅」が義務付けられているのは、安否

確認と生活相談だけです。だから多くの「サ高住」のサービスは外部

事業者との提携で運営されています。ということは、気に入らないと

きは業者を変えることができるということでもあります。しかしその

交渉は自分ですることになるのでしょう。

 

 友人と一緒に入居というのも、安心感があっていいかも・・・

 

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