元大学職員だった先輩が、今の若い人たちは、「年金を払いたくない! どうせ破綻して私たちはもらえないのだから」と言うのよねぇ。私ね、言ってあげたの。「年金の掛金分をどこへどうやって溜め込んでおくの? 国家が破綻して、その国の銀行や金融機関が無事ってことあると思う?」って。
石川さんはどう思う?
私は今、受け取っている方だけど、暮らしが成り立たないほどの額
しかないので、得か損かというだけでいうと、若い人の言い分も納得
できるのですが・・・
生涯同じ職業で、同じ組織で働くならともかく、ころころ変わる制
度の下、転職・転業の度にチェックして、自分の今と摺りあわせるの
は、イライラする作業です。私が新卒で就職した頃の定年は55歳で
した。今は65歳。できれば生涯現役で、雇用労働者でいて欲しいと
いうような情勢ですが、一体どれだけの人がそのような働き方ができ
るのでしょうか。
受給する年金には掛けた負担金の他に国庫負担も企業負担も入って
います。国庫負担=税金です。特に所得税を払っていない専業主婦の
年金権にたいして、働く女性の違和感は大きいのです。
それを問題視すると「女性の敵は女性」と言ってほしくないのです。
多くの男性は不労所得である基礎年金を受け取る三号被保険者と呼ば
れる女性を歓迎していると思われるからです。
日本の女性はなぜ働きたくないのでしょうか。働くチャンスがない、
とも言いますが、WEF(世界経済フォーラム)の2012年度報告
によると、日本の男女平等指数は135か国中101位とか。これは
社会システムだけの問題なのでしょうか。家事は職業の有無にかかわ
らず存在します。有業の主婦も当然しています。有業の単身者もそう
です。専業主婦希望者は無業の主婦でもなく、失業者でもなく、働か
ないで生きていたいだけではないのでしょうか。
1人分の生活権を検証する会としては、一言言いたいところです。
コメントをお書きください
RW (月曜日, 12 11月 2012 21:48)
朝日新聞2/4によれば、3号被保険者の7割が、夫の年収900万以上だそうです。余裕のある人が、130万未満でパートをして、年金や健康保険は納めない。なんて経済効率が高いのでしょう。女はいい男と結婚するのが、一番の幸せなんです。丸儲けですお得です。
一方で、本当に生活費を稼ぐ必要がある人は、目いっぱい働いて、保険料も税金もしっかりとられて低収入。そんなケースが身近に有ります。
結婚して家庭に入ったら、主人は養うのが当たり前。妻は必要に迫られなければ、勤めをやめて家事育児をメインになる。そんな常識がまだまだ根強いです。40歳以上では圧倒的に多数派です。でも数年勤めて結婚して、ずーと無職女でいられる時代は終わろうとしています。少なくとも、30歳代で育児休暇を活用しながら、勤め続ける女性が増えています。少数派ではありますが、女性社員がやめなくても済む可能性は広がっています。成人したらご自分の税・年金・保険料は自分で払って頂きたいですね。