ひとり暮らしでも標準家庭? ・・・?

 このところの生活情報では電力料金値上げが話題です。そんな中、今朝(14日)テレビから聞こえてきたのは「東電からの値上げ案は、標準家庭で月450円くらいの増額です」という声。それくらいで済むのか、と軽く聞き流していたら、“標準家庭”とは[30A]契約のご家庭です、というではないですか! つまり家族構成のことではなくて、契約電力のことだったのです。

 

 “標準家庭”と言えば、私は夫婦と未婚の未成年2人の子のいる

4人家族のことだと思い込んでいたのですが、時と場合によっては

異なるのですねぇ。

 だから、単身者世帯も、大家族も、高齢者世帯も、電力会社から

見れば[30A]で契約している家庭であれば“標準家庭”と呼ん

でいただけるようです。

 

 食器洗い機も洗濯物乾燥機もない我が家は、時々ブレーカーが落

ちることもありますが、何とか[30A]契約で生活していますか

ら、“標準家庭”のようです。ということは月450円の負担増で

済むということなのでしょうか。外出を一回減らせば,年金生活で

も凌げそうです。

 と思っていたら、商店街の方たちや個人医院のお医者様のところ

は大幅な負担増になるとか! ということは、食品やクリーニング

などのサービスも、何もかも値上がりするということなのだそうで

す。うー・・・

 

 電力料金の高騰から製造業も逃げ出し、働き場のない若者も逃げ

出し、資産のある活動的な高齢者も海外移住し、保護の必要な高齢

者と無職の生活保護の受給者が多数派を占めるようになったら・・・

 電力を国有化して、無償で供給するような政策に変更したら、元

気な社会が来る? でも料金を云々する前に、電力不足がまず問題

だったっけ?

 止めていても、稼働させていてもリスクのある原発。稼がせなが

ら順次止めていく手はないものなのでしょうか。

 

  

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