「一人モンは、お正月とゴールデンウィークは行き場がないのよね。どこへ行っても家族連ればかりで・・・」というセリフをよく聞いたものです。しかしこのところ聞かれなくなった気がします。
どうしてかな、と考えたら、すぐ気が付きました。少子化で子供のいる家庭が少なくなったから。家族といえば親子4人、それも学童期の子供が2人いるのが標準家庭と仮定してすべてが動いていた社会が1960年頃から30年間くらい続いていました。そう、専業主婦が
もてはやされていたあの時代です。
いまは学童期の子供のいる母親の70%以上が何らかの形態で就業して
いるそうです。その職種も小売りの現場や娯楽行楽の接客係が多く、そ
の上パート・アルバイトといった雇用形態でも、もはやローテーション
から外せない重鎮で、連休だからといっても、家族のために全部休日に
はできないようです。
20年ほど前は、単身けんの会員は「シングルだから家族サービスが必
要ないでしょ」という理由で、土日祭日はフル就業を言い渡されていま
した。家族・親戚が集まる場にも参加できないで、ますます孤立する、
と嘆いていた人が何人もいらっしゃいました。少しは分け隔てがなくな
ったでしょうか。
リタイア後の私のGWはヒマです。いつでも出かけらけるので、行列
ができるような日に、行楽に出かける必要がないからです。65歳以上が
20%を超えた今、若い人には少しはゆったりと大型連休を楽しんで欲し
いもの。
交通事故に遭わないように祈っています。
コメントをお書きください