最近「○○女子」という言い方が流行っています。肉食系女子とか、温泉女子とか、また○○女子会とか、元気で活動的な女性を指していることが多く、私もシニア女子会などと言って楽しんでいます。
そんな中、「貧困女子」という文字に出会して愕然としてしまいました。 記事はあの「貧困率」発表を題材にしたものでした。20~64歳の女性の3人に1人が、そして65歳以上は47%が“貧困状態”というアレです。
街頭インタビューでは、単身で暮らす女性で、所得から家賃を引いて
84,999円以下の人を「貧困女子」としていました。あーア、このような
定義だと、65歳以上の単身女子に貧困状態の人が多いといわれるのはし
かたないかなーと思いました。
でもでも、言いたい! 「貧困女子」と言われても女子は元気です。
渋谷の雑踏を闊歩する「貧困女子」も、巣鴨の参道を連れ立って歩く
「貧困女子」も、明るく笑顔です。なぜか? 女子は工夫する力がある
からです。と私は思っています。
2月23日の新聞には男女の賃金格差が発表になっていました。それに
よると所定内給与(残業代などを含まない給与額)は、男性が328,300
円、女性が231,900円、とか。これは女性の賃金は男性の7割だそうです。
過去の記録では、10年前は6.5割、20年前は6割だったそうです。
これではその年代が高齢期になったときの男女格差である貧困率が、男性
が29%、女性が47%というのも理解できます。
労働力人口に数えられている年代の単身女子の皆さん、ぜひ働き続けて
ください。そして暮らしの知恵をつけて心豊かな人生を送ってください。
*余計な説明ですが、相対的貧困率とは、国民一人当たりの可処分所得を
高い順に並べ、真中にとなる人の所得額(中央値)の半分に満たない人が
全体の中で占める割合、を言うのだそうです。2011年の統計では112万
円以下を「貧困層」としています。
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単身女子 (日曜日, 22 4月 2012 00:38)
私は社会人歴22年ということもあり、それなりの給与もあるので、
辛うじて「貧困女子」の対象からは外れていますが、
定年退職後、死亡するまでの20~30年の間を無収入で
生き抜けるだけの自信もありません。
貧困女子的収入水準でも、細く・長く生きていきたいと思いました。
ヤブコウジ (月曜日, 23 4月 2012 11:09)
私は、基礎年金とわずかな企業年金だけの統計的には「貧困高齢者」です。
リタイア前にスリム生活に切り替えていたので、ささやかな株の売買益を補充にする程度で成り立つ生活をしています。
仕事をしていない今、生活の工夫を考えるのが楽しいです。
節約ハウツウ本よりシンプルライフです。
(ちょっと先輩から)