「人生100年時代になりました」と言う声がテレビから聞こえてきました。「えっ、90年じゃなかったっけ?」と思って、ついテレビに目を移しました。間違いではありませんでした。確かに人生100年時代の話題でした。
1963年の100歳以上は153人だったそうです。今年2011年9月1日現在のそれは、47,756人ですって!!! ちなみに縄文時代の平均寿命は約15歳。江戸時代前期は20代後半、江戸後期は30代半ばだったそうです。
昭和の敗戦時生まれの私は、平成の今、100歳まで生きる覚悟で
毎日を過ごすことになるの?
老後のことを考え始めたのは50歳の頃でした。その頃は85歳くらい
だったから、15年間で、15歳程度伸びたことになるのでしょうか。
嬉しい! ・・・? 戸惑います。
何に戸惑うかと言うと、寿命が延びるのは悪いことではないので
すが、自立度が落ちてから15年間もあるとしたら、気力と経済力が
ついていけるのかしら・・・。年金の受給額も減らされる一方です
し、高齢者支援事業も利用者が満杯の状態ですし・・・
2010年に、保険会社の東京海上が実施した「長生き願望調査」では、
非常にある人、約12%。少しある人、約36%。どちらでも良い人、
25.5%。あまりない人、約20%。まったくない人、6.4%、でした。
私は・・・ 少しある人かな? ・・・
今年の夏、100歳で義叔母が亡くなりました。いつも背骨がビンと
伸びていて、記憶がよく、話のテンポも良く、ゴッドマザーでした。
近隣でも中心になって活動をしていらしたそうです。でもここ3年程
はディサービスを毎日のように利用していらしたとか聞きました。
日野原医師のように、かくしゃくと生活できればよいけれど・・・。
希望が言える事柄ではないので、全身・能力・経済がうまく折り合いが
つく程度の状態で、何時の日か終わりになりたいと思いました。
100歳まで後35年! どんな未来が待っているのでしょうか、私に。
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