「節電お願い」の目的は?

 「今日も暑いですねぇ」という挨拶に続いて出るのは「放射能汚染と「節電」の話題。事務局への電話もそうです。テレビも新聞も広告も「節電」「セツデン」ばかり。 あなたのまわりはいかがですか。

 

 私は、節約は美徳だと言って育てられてきましたから、いまさら 15節電が目標よ、と言われても困ります。でも素直な国民と自認している私は、困惑しつつも無駄はないかと周りを見渡しています。

 ただし無理をしないと言う前提です。無理というのは、電力が余っている夜中に洗濯をするとか、調理をするとか、快眠グッズを買い込んでエアコンを使わないとか、と言う程度ですが。これでは、15 の節電を果たして、報奨金や景品をいただくことにはならないでしょう。

 

 7月の定例会ではもつと凄い話が出ました。もともとエアコンも

扇風機も使っていない人は15%の節電に協力は無理。こういう人には

割引や景品の対象にならないのか、と。この方に、私は脱帽!

 

  この会で一致したのは「節電は14時頃から20時頃までの要請でしょ。

夜間のエアコンまで我慢するなんて、必要ないでしょ」

そうですよね。私もそう思います。でも、テレビも新聞も行政の広報

誌も、ぜ~んぶが一日中の節電術を特集しています。例えば、LED電球

に代えるとか、節電効果の高い洗濯機や電子レンジに買い換えるとかetc.

 まだ健全に働いている家電をスクラップにするなんて・・・ 元広告

関係従事者としては理解できますが、生活者としては同調するのに躊躇

します。 だって、節電しているのに家計が膨らむなんて・・・

 

 温帯に属していると言われてきた日本が、亜熱帯に属してきていると

われて何年になるでしょう。そんな中降って湧いた電力不足に困る政

府からの「節電のお願い」。お願いされているのは一般国民であって、

産業界や公共事業体は罰則付きの命令です。一国民の私は努力をしますが、

大した効果はないと思いますよ。

これから続く亜熱帯化対策も示して欲しいものです。

 

  

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