単身けんは女性会員が多いです。会員の多くは関東地方に住んでいます。
何時起こっても不思議ではないといわれ続けている東京直下型地震を常に
意識している身には、今回の東日本大震災は、明日は我が身、との受け止
め方で、とても他人事とは思えないというのが大方の想いです。
毎日映し出される現地の現状、そして被災者の声。大切な教訓として聞
いています。ただ彼の地との違いも出てきたようです。つまり、彼の地は
家族構成に関わらず、家族単位、地域単位で生活してきた地域の方たちで
す。
一方首都圏のシングル女性は、家族の支援や地域の支援を期待せずに生活
してきました。だからご近所と一緒に避難しようとか、町内会長の指示を
待っていようとかは考えにくいようです。例えばこんな話も出ました。
「もう年金生活だから、建て直すとか、大きなお金は住居にかけられない
でしょ。いずれ有料老人ホームなんかに入るのだから、手持ちの資金で入
れるところを探して引っ越すわ」。
「熱海とか伊豆だとか、近隣の保養地のリゾートマンションや別荘が今お
安く売りに出ているでしょ。私はそれでいいから買って移住するわ」。
私だったらどうするか。瓦礫の片付けに参加するほどの体力もないし、
避難所で仮設住宅ができるのを待っても、そこを出る期限までに新居を
確保できる当てはなし、安い物件を見つけて移住するしかないのでしょう。
住める程度の家屋の損傷であっても、周囲が整うまで1人で生活が維持
できるか疑問ですし、補修をするにはそれを監督する体力・気力があるか・・・
ということで、ネットなどで物件を探して引っ越すことになるでしょう。
あなただったらどうします?
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