単身けんでは、東日本大震災の被災地の会員にお見舞金をお送り
することになり、事務局から送金いたしました。その際どのような
手段で送るかということで会員から助言をいただきました。
阪神淡路大震災の時には郵便振替でお送りしましたが、今回は現
金書留ということになりました。その理由は、今回の被災地にもと
もと金融機関が少ないということに加え、大津波によりゆうちょ銀
行を含め金融機関も被災し、送金先の受け取り窓口の確認が取りに
くいこと。また受取人も身分証明や貯金通帳・印鑑等をなくしてい
る可能性があるということ。ガソリン不足や交通手段も限られてい
るという情報もあり、一刻も早く活用いただくにはお手元までお届
けするほうが確実だということになりました。
また、一万円札よりも小額紙幣のほうが良いということも分かり
ました。現地では金融機関が少なく、機能が充分果たされていない
こともあり、小銭が準備されていない商店も多く、おつりが無いた
めに余分なものを購入したり、おつりを受け取れなかったりという
事態も起こりうるとの指摘があったからです。
いま日本中で、いや世界中で義援金が集められています。しかし
私の周りの人たちの多くは「義援金より支援金よ」と言っています。
なぜか! その莫大な義援金は4月20日現在日本赤十字社や日本募金
協会にあります。つまり1ヶ月以上も経つのに、着の身着のまま避難
した被災者に、いますぐに欲しい現金の支給はありません。
一方市民団体やNPOに渡す支援金は、被災者のニーズに合わせて
すぐに役立てているようです。立ち直ってからの支援も大切ですが、
今だからこそ必要なことに使って欲しい、役所レベルの義援金が届く
までの繋ぎを送ってあげたいというもの。彼女たちの言い分はもう一
つあって、「義援金は25%が手数料として天引きされるのよ。すごい
金額がお役所がらみの団体に入るのって・・・」と、悔しそうに言う
のです。というわけで、私も資金難の市民団体の方に支援金として送
ることにしました。(洗脳されやすい事務局です。ペコッ!)
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